オーストラリア

【保存版】オーストラリア・グラフトン|ジャカランダ1700本の紫の並木道!写真撮影スポット地図を大公開!

オーストラリア グラフトン ジャカランダ 並木

こんにちは。

旅と写真をこよなく愛するフォトラベラーYoriです。

今回は、オーストラリア・グラフトンのジャカランダおすすめ撮影スポットを地図と写真でご紹介します。

ここは、南半球の桜とも呼ばれ世界三大花木の一つであるジャカランダが町中を紫色で彩る夢のような場所、まさしくパープルタウンです!

1700本ものジャカランダが作る並木道はそれはもう圧巻で、オーストラリアでナンバーワンと言われるのが納得です。

満開シーズンのグラフトンは、「死ぬまでに行きたい世界の絶景」としてお勧めしたい場所の一つ!

町を挙げてのジャカランダフェスティバルも毎年開催されています。(2020年を覗く)

本記事では、実際にグラフトンを数回訪れて見つけた写真撮影のおすすめスポットを地図を使ってご紹介します。

このスポットに行けば、間違いなく豪華なジャカランダ写真が撮れますよ!

ジャカランダの紫色と甘い香りに包まれながらの撮影は幸せそのもの。

では、死ぬまでに行きたい世界の絶景・紫色に包まれるグラフトンのジャカランダ並木を覗いてみましょう。

 

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ジャカランダ1700本の町、オーストラリア・グラフトンで紫色に包まれてみよう!

1880年代、街路樹の一つとして採用されたジャカランダの植樹が始まりました。

その木々が大きく育った今、満開の時期になるとグラフトンの町は何処もかしこも紫色に染まります。

グラフトン市の公式パンフレットによると、現在1700本のジャカランダがグラフトンの町を彩っているそうです。

 

グラフトンの場所

シドニーから
およそ600km、パシフィックハイウェイをひたすら北上することおよそ6時間半でグラフトンに到着です。

ブリスベンから
およそ320km、4時間弱のドライブ。

サーファーズパラダイスから
250km、3時間ほどの距離です。

上記の都市から、また、日本からのジャカランダツアーを開催している旅行代理店があるので、長距離運転に不安を感じる方は、ツアーにに参加するのも手です。

飛行機、電車、長距離バスの便もあります。

 

ジャカランダの見頃はいつ?

ジャカランダ マクロ

グラフトンのジャカランダは、10月上旬から中旬に開き始めます。

*ピークは10月半ばから11月上旬。

そして終盤の11月中旬頃は、散った花びらが作る紫色のカーペットの景観を楽しむことができます。

南半球の桜とも言われていますが、潔く10日間ほどで散っていく桜と違い、ジャカランダは3週間から1ヶ月近く私たちを楽しませてくれます。

見られるチャンスも長いのです。

南半球オーストラリアの季節は北半球と真逆なので、10月はオーストラリアの遅い春、または初夏で、旅行には最高のシーズン!

毎年恒例のジャカランダフェスティバルが開催される頃が、一番豪華な花の姿が見られる時です。

通常、10月の終わりから10日間ほどの開催になっているので、この期間に合わせて旅の計画をしてみてはいかがでしょう。

オフィシャルサイトで日程をチェック!

 

ジャカランダフェスティバル

花の祭典として、オーストラリアで一番歴史のあるグラフトン・ジャカランダフェスティバル。

1900年代初頭に観光客や訪問者をグラフトンに引き寄せるためのアイデアとして始まり、1935年に最初に正式に開催されました。

これは1949年に撮影されたビデオです。

当時のフェスティバルの様子がとにかく可愛い。


Source: NFSA Film Australia Collection

 

Jacaranda festival logo

 

 

 

 

 

現在のジャカランダフェスティバル公式サイトはこちら

 

ジャカランダは何処から来たの?

ジャカランダの種 jacaranda seed podジャカランダの種

中南米、特にブラジル、アルゼンチンが原産の花木です。

亜熱帯地域でよく育ち、20メートル以上の高さまで育つことも珍しくありません。

オーストラリアに最初のサンプルが到着したのは1850年代と言われています。

ブリスベンの植物園で植樹に成功したことから全土に広がっていきました。

寿命は最大200年と言われており、木材は装飾用の木工品に利用できます。

Source: Daily Telegraph

 

グラフトンから70kmほど北西のヘイファーステーションには、オーストラリアの巨木として登録されたジャカランダがあるそうです。(National register of big trees

そのサイズといったら、高さ30メートル、円周6メートル、枝の広がりは約36メートルにもなるそう!

これは2014年に測ったサイズなので、更に大きくなっている事でしょう。

その巨木が紫色の花で満開になったことを想像しただけでも、夢見心地になってしまいます。

 

シーズン限定、クロックタワーのおめかし

オーストラリア グラフトン クロックタワー

メインストリートである、Prince streetとPound streetの交差する場所に、1909年7月に建てられた町のシンボル・クロックタワーがあります。

このタワーの上には、ジャカランダフェスティバルの1ヶ月前から王冠が現れます。

1953年、クイーンエリザベス2世の戴冠式を祝うため、クロックタワーを中心に大掛かりな装飾を使ったストリートパレードが行われました。

それ以来、フェスティバルの前になるとクロックタワーが王冠で飾られるようになったそうです。

かなり控えめですが、夜はライトアップもされます^^

 

おすすめの宿泊施設

Swan creek cottage

ジャカランダの季節はオーストラリアだけでなく、日本を含む海外からも観光客が集まりますので、ホテルは可能な限り早く予約するのがおすすめです。

グラフトンの町の中のホテルも便利でしたが、今回泊まったのは町から10kmほど離れたSwan Creek Cottages。

Airbnbの宿で、一軒を丸ごと借りるスタイルのコテージです。

4ベッドルーム(クイーンベッド部屋x2、シングルベッドが2つある部屋x1、2段ベッドが4つある部屋x1)、最大10人まで宿泊できます。

リノベーションしたばかりの、非常にモダンでスタイリッシュなコテージ。

町の真ん中ではないので開放感があり、周りに他のホテルなども無く、プライベートフィールドで過ごしている感じです。

星空も最高!!

町まで車で10分足らずです。

素晴らしい環境と施設なのに、ジャカランダのシーズンでも4人使用で一泊$240、一人60ドル。オーストラリアには珍しくとてもリーズナブルな宿でした。(2020年11月現在)

一回り小さいサイズのコテージもありました。

大人気のコテージなので、早い予約は必須です!

Swan Creek Cottage

Swan Creek Cottage Grafton kitchen Swan Creek Cottage Grafton kitchen queenbedroom1 Swan Creek Cottage Grafton single bedroom Swan Creek Cottage Grafton bathroom Swan Creek Cottage Grafton balcony

 

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オーストラリア・ジャカランダの町グラフトンのオススメ写真撮影スポット

オーストラリア グラフトン ジャカランダシャワージャカランダシャワー!

満開の時期が来ると、グラフトンでは町中いたるところにジャカランダが咲き誇るので、どこもかしこも素敵な撮影スポットです!

実際に何度も足を運び写真を撮ってみて、ここなら間違いない!と厳選したフォトジェニックなスポットを、地図を使ってご紹介します。

 

グラフトン・写真撮影スポットマップ

ジャカランダマップ 3クリックすると拡大します。

 

9ヶ所を厳選しました。マップに記したマークの番号順に説明していきます。

Googleマップも付けておきますね。

 

スポット1:クロックタワーとマーケットスクエア

グラフトン マーケットスクエア ジャカランダフェスティバル会場マーケットスクエアの朝

先ほどご紹介したクロックタワーはグラフトンのシンボル。

Prince streetとPound streetが交差する場所にあります。

クロックタワーの向い側が「マーケットスクエア」と呼ばれる公園で、ジャカランダフェスティバルのメイン会場になります。

 

オーストラリア マグパイ抱卵中

マグパイが、贅沢にもジャカランダに包まれながら抱卵中でした。

最高のビューに住まうセレブなマダム!

今はじっとしているからいいのですが、ヒナが生まれたら、この木の周りは危険地帯になる事必至。

マダムはヒナを守る為に戦士と化し、巣の下を通る人たちに過剰な攻撃を加えます。

オーストラリアには、鳥よけのスティックが付いた自転車用のヘルメットが有るほどです!

怖いのは子育ての時期だけで、それ以外は歌うようなさえずりを聴かせてくれる鳥なんですよ。

 

スポット2:車中からビデオ撮影におすすめの場所

ジャカランダ並木が両側に長く続くのがDobie streetとTurf street。

走る車中からビデオを撮るのにもおすすめのストリートです。

 

スポット3:シーパークは必見!白いジャカランダも!

See park white jacaranda

グラフトンに来たら、スポット3は外せません!

撮影が楽しくなる被写体が満載です!

 

See park

カモの親子とジャカランダの花びら PL 反射を活かす

 

シーパークには植物だけでなく、噴水や池があり、そこに水鳥たちが集まります。

この季節は、ヒナを連れている事も多いので、ジャカランダと組み合わせた楽しい写真を撮るチャンスもありますよ!

 

また、ホワイトクリスマスと呼ばれているとても珍しい「白いジャカランダ」を見ることもできます!

白と紫のジャカランダ紫と白のジャカランダと青空のコラボ

 

シーパークに面したTurf street

グラフトン ターフストリート Grafton Turf street Jacaranda

シーパークに面したTurf streetのジャカランダは大きく腕を広げており、それはもう圧巻です。

思いきり下から仰ぐように撮ると、高さを強調した迫力のジャカランダ並木が撮影できます。

 

道の終わりに中央分離帯があるので、そこからなら、安全に、道の中央から並木を狙ったシンメトリーな構図の写真が撮れます。

シーパークを囲むようにジャカランダ並木があるので、散策してみてくださいね。

 

Grafton Village green hotel

シーパークの向かい (Turf street沿)のパブ「Village Green Hotel」は料理も美味しく、休憩におすすめです。

ジャカランダを眺めながらのランチやビールは最高!

 

スポット4:Gwydir Highway

グラフトン ジャカランダ並木 Gwydir highway

川向こうのGwydir Highway沿いには、大きく枝を伸ばした立派なジャカランダ並木があります。

観光客は少ないのですが、幹線道路なので車には十分気をつけて!

 

スポット5・6・7:ジャカランダの紫色トンネル撮影スポット

Turf streetの並木道も圧巻ですが、広い幹線道路ではなく、もっとこじんまりとして、こんもり紫色のトンネルになったジャカランダを撮りたい。

で、探し出したのがこの三ヶ所。

 

スポット5

Pound streetで、Alice streetとMary streetと交差する区間がなかなか良い感じです。

Mary streetを抜けたあたりから道幅も広くなり、町っぽくなってきます。

そのまままっすぐ行くとクロックタワーです。

 

スポット6

Kent streetで、Dobie streetとOliver streetと交差する区間も良い感じです。

道幅が狭く、両側が芝生に覆われているのでネイチャー感もあります。

 

スポット7

Grafton North street Jacaranda tunnel Grafton North street 2

ここは、私のお気に入りおすすめスポット、North streetです。

町の中心部から少しだけ離れるので、オフィシャルのジャカランダマップにはカバーされていません。

マップの赤い矢印で示したあたりは、道幅があまり広くなく、人も車も少なく、大きく成長したジャカランダで覆われており、理想的な紫のトンネルなのです。

矢印の向きで撮ると、よりゴージャスになります。

できれば、日が斜めに差し込む朝か夕方に訪れてみてください。

日差しの具合で色が変わり、様々な表情を見せてくれます。

上の写真は夕方5時ころ、

下の写真は、違う年で花が少ないのですが、曇り空の朝7時半頃に撮りました。

Grafton North street Jacaranda
花の密集感を出したいなら、望遠側で撮るのがおすすめです。

 

スポット8:グラフトン ブリッジ

Grafton bridge and Jacaranda Grafton bridge and Jacaranda grafton bridge

グラフトンのシンボルの1つであるグラフトンブリッジは、1932年に完成した古い橋。

ニューサウスウェールズ州の文化遺産として登録されています。

二階建ての構造で、車と鉄道、そして歩いて渡る事もできます。

撮影は、錆びた色や質感が雰囲気を出してくれるので、日差しが斜めから当たり赤みの増す夕方がおすすめです。
朝だと逆光になるので、シルエット写真には良さそうです。

 

ラッキー!電車が通りました!

grafton bridge and train

 

スポット9:巨大フィグツリーのトンネル

Grafton Fig tree avenue

このスポットはジャカランダではないのですが、それはそれは見事なフィグツリーのトンネルがある、絶対に見逃せない撮影スポットです。

Breimba street、別名「Fig tree avenue」はナショナル・トラストに選ばれています。

左右に並ぶ17本の巨大フィグツリーは、地上30メートルの高さで合わさり、大きなアーチのトンネルを形作っています。

撮影は、上から差し込む強い昼間の日差しより、斜めから入る柔らかい朝の光で撮った方が、葉の密集感や木の立体感が出て撮影向きでした。

 

こちらは、シドニーのジャカランダ・フォトウォークの記事ですが、ジャカランダの撮り方も紹介していますので、合わせてご覧ください!

オペラハウス 紫の花 世界三大花木 ジャカランダ オーストラリア 紫の花ジャカランダ|オーストラリア・シドニーの名所を巡るフォトウォークコース3選と撮り方!

 

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まとめ

ジャカランダ1700本が町中を彩るパープルタウン、オーストラリア・グラフトン。

いかがでしたか?

なにしろ1700本のジャカランダですから、町のどこへ行っても見ることができますが、紫色の並木道は格別です。

満開のジャカランダトンネルは、香りの良い紫色の雲の中を歩いているよう。

写真撮影スポット地図でご紹介した場所を軸に、いろいろ散策してみてくださいね!

是非一度、この「死ぬまでに行きたい世界の絶景」を訪れて頂きたいです。

秘境ではないので、重装備も不要^^

最後までお読みくださり、ありがとうございました。