フォトラベる今月の一枚

2024年10月

UFOに遭遇?!
オーストラリア・シドニー郊外

シドニー上空でUFO?! 

未確認飛行物体という定義ならUFOで間違いないのだけど…。

「流星群の日でもないし、飛行機でも衛星でもない。あんな動きをするのはやっぱりUFOじゃない?」

とその場にいた3人の意見は一致。

動く光がいろんな位置に現れ、いろんな方向へ動きを見せて、ゆっくりとフェイドアウトしていった。

そんなことが5〜6回は起きた。

帰宅してからUFOに気付く前の夜空写真をチェックしていたら、なんと露光15秒の間に光跡がいくつも写っていたのだ!

肉眼では見えなかったUFOたち。

実は相当な数がこの空を飛んでいたのかもしれない。

宇宙から、瀕死の地球を救うためにサポートが入ったのだろうか?

ともあれ、ドキドキが止まらない夜となりました。

また行きます。

通ってしまいそうです。

@Long Reef Headland

2024年9月

南半球で愛でる藤の花
オーストラリア・シドニー

オーストラリアの藤 Wisteria

藤は日本の固有種で、万葉時代から日本人に愛されてきた花木。

平城京の象徴として、万葉集にも詠まれているそう。

その美しい姿と芳しい香りをシドニーで満喫できるとは!

ここは特別な場所ではなく普通の民家の庭から広がった花なので、手に届く位置で咲いている。

藤に包まれうっとりしながら、思いっきり頭を突っ込みでギリギリまでレンズを寄せてシャッターを切った。

こういう時は広角レンズが楽しい!

f2.8, 1/50 ISO400

 

2024年8月

春の風
オーストラリア・シドニー

ICM australia 春の風 ワトル アカシア オーストラリア風に揺れるワトルの花が、春はもうすぐだねって教えてくれた。

これはアカシアの一種のシドニーゴールデンワトル。

風を強調したくて、露光中に意図的にカメラを動かすICM (Intentional Camera Movement) 方法で印象派風に撮影した。

そしてこの季節、もれなくくしゃみが付いてくる。

オーストラリアには、ワトルやユーカリの花粉で悩まされる人が多いのだ^^

f5.6 SS2.0 ISO100

 

2024年7月

ジャングルに瞬くクリスマスツリー
パプアニューギニア・キンベ

ジャングルのクリスマスツリー パプアニューギニアの蛍_

ジャングルで瞬くクリスマスツリー🎄

これが見たかったんだ。

不思議なことに、

パプアのホタルは一本の木だけに集まる。

木の種類にはこだわっていないそうで、

椰子だったりマンゴーだったり。

でも時々移動して、集合する木は変わるのだそう。

予想外だったのは、日本やオーストラリアのホタルと違って、

光がちっちゃく、ほとんど飛ばない。

長時間露光しても、光跡が撮れんのよ😅

それでもジャングルの暗がりで瞬くホタルは星屑のようで

そこだけが幻想的な宇宙の景色になっていた。

*パプアでは一年中ホタルに会える。撮影目的なら、満月の夜はホタルの弱い光が月光に負けてしまうので、避けるのが無難。

f2.8 30" ISO800 多重露光

 

2024年6月

地球の雄叫び
パプアニューギニア・ガーブナ火山

パプアニューギニア ガーブナ火山 クレーター garbuna volcano crater道すら定かでない本気のジャングル山をひたすら登った。

硫黄の臭いと共に、突然視界が開ける。

じりじりと太陽に灼かれながら、歩を進めた。

火山砂利を踏みつける度に聞こえる「ガリッ、ガリッ」というリズムに励まされながら、地球の唸り声の方向へと向かっていく。

地面が黄色く染まってきた。

視線を上げると、そこには雄叫びの主が鎮座していたのだ。

f5.6 1/320 ISO100

 

2024年5月

渚のダイヤモンド
オーストラリア・マンリービーチ

渚のダイヤモンド あるけどないないけどある

ゆっくりまばたきをするように、

時間を緩めてシャッターを切ると

波のブランケットの下からダイヤモンドが現れた。

あるけどない
ないけどある
なぎさのほうせき

波の筋を捉えるため、絞り値を大きくして撮影しました。

F16  SS1.6"  ISO400

 

2024年4月

よあそびゴイサギかぐらざか
東京・神楽坂下

夜桜 ゴイサギ 神楽坂

今年の桜はどうしたものか、頑なに目を閉じてなかなか覚めてくれない。

この日は満開を楽しめるはずだったのに、開いた蕾はまだちらほら。

残念に思っていたら、夜遊びゴイサギがひょっこり登場!

夜桜に飾られ、春の風景が撮れました。

iPhoneで撮影。

 

2024年3月

霧に歌う水玉模様
長野県・富士見高原

霧中のヤドリギ 長野県 富士見高原

八ヶ岳ふもとの雪残る富士見高原で出会った、白樺林を飾るヤドリギたち。

天気が優れない日ならではの、柔らかい幻想的な風景が迎えてくれた。

霧の中でぼんやりと浮かぶ水玉模様たちは音符にも見えてくる。

人間たちを驚かせないよう、こっそりと歌っているのかもしれない。

耳を澄ませながら、モノトーンの世界をしばし漂った。

 

2024年2月

透き通る緑の世界へようこそ。
オーストラリア・シドニー

ICM撮影 ぶらし撮影 アガベ Intentional Camera Movement

久しぶりのICM撮影。(Intentional Camera Movement)

ICMとは露光中に意図的にカメラを動かす技法で、多重露光はせずにワンショットで撮影。

葉が透き通り、不思議な世界が現れた。

仏教の「空」とは一言でいうなら、存在はあるけれど、変わらぬ実体や本質はないということだそう。

固定概念にとらわれずに見れば、全てはこんな風に透き通ってるのかもね。

私たちも含め。

 

2024年1月

上昇気龍に乗った一年を!
オーストラリア・ブルーマウンテンズ

辰年年賀状

新年のご挨拶を申し上げます。

辰年が始まりました。

龍神様は大自然の流れを司る存在。

運を呼び込み成長を促す守り神だそう。

この龍の雷で浄化して、

瞳を輝かせ望みを見据え、

望みに向かって、

上昇気龍に乗っていこう!

本年もよろしくお願いします。

 

2023年12月

薄暮れの波
オーストラリア・チャウダーベイ

ICM 夕日が映る波 Chowder bay

ICM (Intentional camera Movement)という技法で撮影したの夕刻の波の写真。

シャッターを開いたまま、意図的にカメラを動かしブラして撮る方法です。

透明感のある水の写真を探されていたクォーツォフォン(水晶でできた楽器)の奏者の方の目に留まり、CDジャケットに採用され、デザインも担当させていただきました。

7月に撮影したものですが、商品が手元に届いたのが12月なので今月の一枚。

CDジャケットデザイン_PURITY'S EMBRACE

 

2023年11月

砂岩の風格 セント・メアリー大聖堂
オーストラリア・シドニー中心地

シドニー セント・メアリー大聖堂 St Mary's Cathedral

シドニー中心地のハイドパークに面してそびえ立つセント・メアリー大聖堂。

歴史の浅いオーストラリアだから、ヨーロッパの寺院のように長い時を重ねてはいないものの、5億年以上も前に形成された砂岩で建てられた外観は独特の風格は圧巻。

大聖堂の中は厳かな空気で満たされており、信者でなくとも背筋が伸びるような神聖な気持ちに導かれます。

主祭壇の後ろ(写真のパース消失点の部分)のステンドグラスは聖母マリアが神から冠を授けられる場面・聖母戴冠が描かれており、その美しさや天に届きそうな壮大さは必見です。

 

2023年10月

ジャカランダに包まれる街
オーストラリア・ノースシドニー

ジャカランダ ノースシドニー jacaranda Forsyth Park

南半球の桜とも呼ばれるジャカランダ。

10月〜11月のシドニーは街中が紫色に彩られます。

桜は10日間程で散るその潔さと儚さが美の一部でもありますが、ジャカランダは元気いっぱい3週間ほど咲き誇ります。

ほんわか甘い香りも漂ってくるんですよ。

皆ジャカランダの季節を楽しみにしているけど、木の下にブルーシートを広げて酒盛りしている人はいないな。

向こうのビル群はノースシドニーの街。

 

2023年9月

水辺を歩くゾウ
ボツワナ・チョベ国立公園

チョベ国立公園 ボツワナ Chobe river

アフリカに行くと、望遠レンズで撮る事が多い。

動物たちが間近に見れて楽しくて、ついつい寄った写真が多くなりがち。

でも遠くにいる動物を遠いまま撮るのはとても贅沢な事なのだ。

なぜなら、動物園のゾウやキリンは囲いの中で、いつでもすぐそばにいるから。

上の写真はチョベ川を渡るボート上から広角レンズで撮影。

F値を16まで絞り水面反射する太陽をキラリンとさせ、ゾウのシルエットに添える事で水の存在を強調しました。

 

2023年8月

夜空に架かる虹・ナイトレインボー
ジンバブエ・ビクトリアの滝

Night rainbow Victoria falls ナイトレインボー ルナレインボー ムーンボー ビクトリアフォールズ
夜空に掛かる虹、ナイトレインボー(ルナレインボー)。
今回のアフリカの旅は、このナイトレインボーに会うことが一番の願いだった。
以前、ベネズエラで偶然遭遇し脳が痺れる程に感動した事があるのだが、その時は月光が弱く、うっすらぼんやりした虹だった。
なので今回は、今年最大のスーパームーンの日に合わせて旅を計画。
強く輝く月光は、滝の飛沫にくっきりと7色の橋を掛けてくれた。
しかもダブルレインボー。
まるで宇宙と地球の架け橋のような夜の虹は、究極の幻想的シーンだった。
「ナイトレインボーに会うことを、撮ることを許してもらえた」と神聖な気持ちになってくる。
時折、土砂降りの雨のように降ってくる飛沫を浴びながら、それさえも幸せに感じる。
天の計らいに感謝し、丁寧に心を込めてシャッターを切った。
ハワイでは「最高の祝福」と言われているそう。
皆さんにも写真を通して「最高の祝福」をお届けします✨🌈✨

 

2023年7月

踊る妖精たち
八ヶ岳・富士見高原

ユキノシタ

柔らかい日差しを受けて、妖精たちが踊っていました。

半日陰の湿った場所が好きなユキノシタ。

八ヶ岳の古民家の脇で密やかに生えていたけど、健気に小さな花たちを揺らして幸せそう。

背景を暗く沈ませ、白い妖精たちを引き立てるようアンダーで撮りました。

 

2023年6月

威風堂々とそびえる楠
伊勢神宮・外宮

伊勢神宮_外宮_楠

伊勢神宮の式年遷宮からちょうど10年目に、再び訪れる事が出来た事に感謝。

心身ともに深く浄化されました。

威風堂々とした立派な楠が空に向かってそびえていました。

神宮をお守りしている姿を表現したく、神楽殿の屋根も入れようと広角レンズで地面から仰ぐように撮影しました。

お行儀悪くて、神様ごめんなさい。

 

2023年5月

らせんを描き舞う雲
オーストラリア・シドニー

らせんを描く雲空を見上げたら、ドキッとするような形の雲が目に入ってきました。

らせんを描きながら舞う雲なんて、今まで見たことない。

鳳凰が飛んでいるような、龍神様が降りてきたような、イマジネーションがどんどん膨らんでくる。

二度と同じものが現れることのない偶然性に、何かこうメッセージ性すら感じてしまいます。

雲と対話すると、思考が柔らかくほぐれてくる。

慌ただしい日々でも、空を見上げ、こんな風に気持ちをリセットさせる時間を大切にしていきたいと思った一枚でした。

 

2023年4月

レインボー ロリキートの求愛ダンス
オーストラリア・シドニー

バルコニーにダブルレインボーが現れた🌈🌈

今月の一枚は、貴重な映像が撮れたので動画です。

オーストラリアの固有種レインボー ロリキートの求愛ダンス。

お喋りしながら踊っています!

オーストラリアでは特別な場所に行かずとも、こんなカラフルで可愛い野鳥たちが住宅地に住んでいます。

自治体は鳥たちの生態を考えて街路樹の種類や植樹場所を選んでいるそう。

我が家の前には大きな椰子の木があり、花が咲くと蜜や花粉を食べるロリキートたちが、実をつけるとフルーツバッド(果実を主食とするオオコウモリ)がやってきて楽しませてくれます。

シドニーシティーから車で10分ほどの場所ですが、こんな風に自然と身近に過ごせるのがオーストラリアの魅力です。

野鳥好きさん、以下に詳しくまとめました!

保存版|オーストラリア野鳥図鑑1

保存版|オーストラリア野鳥図鑑2

 

2023年3月

朝焼けに浮かぶシルエット
オーストラリア・シドニー

Grey Butcherbird_ブッチャーバード_百舌鳥ブッチャーバード (Butcherbird) とユーカリのシルエットが、カラフルな朝焼けをバックに浮かび上がっていました。

この鳥は日本で言う百舌鳥の仲間ですが、色は茶色ではなく黒とグレーのツートンカラー。

そして百舌鳥と同様にモノマネ上手で、様々なとても美しい声で歌います。

ブッチャーとは肉屋のこと。

この鳥はトカゲや昆虫などを食べる肉食で、食べきれなかった餌を木の枝に刺し吊るして保存します。

その行動が昔の肉屋が肉を吊るしていたのと同じ様子から、名前の由来になったそう。

西洋では餌保存をするという行動から、日本では鳴き真似上手という特徴から名付けられているという違いが面白いですね。

 

2023年2月

ブランコに乗る黄色い妖精
オーストラリア・シドニー

胡蝶蘭 マクロ撮影見れば見るほど不思議な形をしている胡蝶蘭。

赤い水玉をあしらった黄色い妖精が、花びらのブランコに乗っているように見えたので
スウィングしている様な動きや勢いが出るよう、あえて斜めに捉えました。

主役なので、黄色い妖精にピントを合わせます。

マクロレンズだとほんのちょっとの動きでもピントがずれるてしまうので、三脚を使うと良い結果が出やすいです。

三脚を持ち合わせてなかったら、シャッター切るとき、脇閉めて腕を固定し、息止めて連写!笑

屋外だと小さな揺れが頻繁に起きるので、花が被写体でも「連写」で撮るとピントバッチリの瞬間を捉えやすいですよ!

 

2023年1月

カウントダウン花火
オーストラリア・シドニーハーバー

新年あけましておめでとうございます。本年もどうぞよろしくお願いいたします。

年賀状2023 卯年

 

シドニー カウントダウン花火 2023

シドニーが世界に誇るカウントダウン花火、今年も素晴らしかった!

10箇所以上で同時に花火が上がり、ラジオではサウンドトラックを流しているのでどこにいても臨場感が味わえます。

フィナーレを飾る白い光の大玉が弾けるとシドニー全域が輝き出し、まるで夢の中にいるよう。

この花火を見るたびに、シドニーに住んでて良かったとしみじみ思ってしまいます。

機会を作れたら、是非年末シドニーにいらして頂きたいです!

 

2022年12月

静かなユーカリの森
シドニー・ブルーマウンテンズ

ICM blue mountains ユーカリの森

年の瀬は何かとせわしい。

そんな時は、木々を見ながらゆっくり深呼吸。

心が自然と滑らかに、しなやかになってくる。

この写真はICM(Intentional Camera Movement)という方法で撮影しています。

シャッターを開いている間に意図的にカメラを動かします。

シャッタースピードは1秒ほど。

日中明るすぎてしまう時はNDフィルターで明るさを抑えて撮るのがコツ。

加工無しのワンショット撮影ですが、被写体が印象派の絵画のように現れて楽しいです!

 

2022年11月

赤い球体と白い曲線
オーストラリア・シドニー

オペラハウスと皆既月食_Opera House and total lunar eclipse

2022年11月8日の皆既月食の夜、シドニーは好天に恵まれました。

シドニーオペラハウスのカーブの美しさは近代建築の傑作です。

暗闇の中の白い曲線は、赤い月の色と存在でより強調されました。

オペラハウスのタイルの模様をしっかり捉えたく、F値は11まで上げました。

月は動いているので、シャッター速度は2秒以下に抑えたく、よってISOは3200に設定しました。

月をくっきり撮りたい場合、シャッター速度は長くても4秒が限界です。

レンズは望遠レンズ、焦点距離400mm。

 

2022年10月

初夏を知らせるジャカランダとオペラハウス
オーストラリア・シドニー

オペラハウスとジャカランダ2

シドニーでは、10月下旬からジャカランダが咲き始め、街を紫色に染めてくれます。

一ヶ月ほど咲き続けるので、潔く散っていく桜とは趣きが違いますが、初夏を知らせ人々をほころばせる世界三大花木の一つ。

この作品は、オペラハウスとハーバーブリッジにジャカランダを蝶が飛ぶように添える構図にしました。

望遠の圧縮効果を利かせています。

 

2022年9月

鏡面世界 ~サバンナのオアシス~
ボツワナ・マシャトゥ動物保護区

Kudu and Impala reflection クーズーとインパラ

子供の頃からの憧れだったアフリカでのサファリな日々、ついに実現!

動物たちは一瞬一瞬を命がけで生きているけれど、他の動物や地球と完全に調和して共存している姿は神々しくて命がキラキラ輝いていた。

世界中の自然写真家たちが憧れるマシャトゥ動物保護区の「ハイド」は、水辺に作られた半地下の観察小屋。

撮影者と水に集まる動物たちの目の高さが同じなので、普通ではお目にかかれないアングルの野生動物写真が撮れるのです。

無風のおかげで、水に集まるクーズーとインパラの美しい鏡面世界が現れた。

神様の計らいに感謝!

NDフィルターを使用し反射をより鮮明にして撮影しました。
F5.0 SS1/1000 ISO1600

 

2022年8月

憧れの白いワラビー
オーストラリア・タスマニア

White wallaby 白いワラビー

5年ぶりのタスマニア。前回は憧れの野生の白ワラビーにチラッとしか会えず、しかもかなり遠かったので写真もうまく撮れなかった。

今回はリベンジなのだ。

その誠意が伝わってか、何頭もの白ワラビーに会うことができました。神様、ありがとう!

白いワラビーについてはこちらの記事にたっぷり写真も載せましたので覗いてみてね。

とろけるほど可愛いです。

私的には、このアートっぽく撮れた作品もストーリーを感じられてお気に入り。

静けさと、ワラビーの背と木の幹のカーブの呼応が、なんだかいい。

 

2022年7月

金色に輝くユーカリの森 (ICM撮影)
オーストラリア・シドニー近郊

金色のブルーガム ユーカリ ICM撮影

今回もICM(Intentional Camera Movement)撮影法でブルーガムというユーカリの木々を撮ってみました。

夕日が差し込み金色に輝き出した森は、なんだかおとぎ話の世界のよう。

青い鳥が飛んでないかと探してしまいます。

シドニーには住宅地のすぐ裏にもユーカリの原生林がまだまだ沢山残っています。

日本発祥の森林浴や森林セラピーも実施されているんですよ!

シドニーにいらしたら、是非ユーカリの森で癒しの時間を堪能して頂きたいです。

 

2022年6月

ICM撮影法でアーティスティックな印象派風写真に。
オーストラリア・シドニー

ICM撮影 印象派風写真
新しいテーマとして、印象派風な世界を写真で表現していきたいなと。
追憶なのか夢なのか、曖昧な感覚の中に確かに浮かんでいる柔らかい光・色・形。
って書くとカッコいいけど、要はピントを合わせずぶらした写真が撮ってみたくなったということです。
ICM(Intentional Camera Movement)という方法で撮影しています。
これは長めのシャッタースピードに設定して、シャッターを切ってから意図的にカメラを動かし被写体を捉えていくという方法です。
フォトショ加工はしていないのですよ!
カメラを動かすスピードや方向などの違いで現れる画像が全く異なり一筋縄ではいかないのですが、とても楽しい!

2022年5月

アートに変身、ドットかわいい水玉ハーバーブリッジ
オーストラリア・シドニーハーバー

玉ボケ ハーバーブリッジ

毎年5月終わりから6月にかけて、シドニー冬の風物詩となったVIVID SYDNEYが開催されます。

街中が宝石箱のようにカラフルなイルミネーションで輝いて、写真好きにはたまらないイベントです。

今年はちょっと違った写真を撮りたいと思い、シャッターを切ってからズームレンズを回してみたり(露光間ズーム)、カメラを動かしたりして遊んでみました。

この写真はあえてピントを思いっきり外して、カラフルな水玉だけで表現したハーバーブリッジです🔴🟠🟡🟢🔵

てっぺんで点滅している赤いライトを捉えてアクセントにしました。

2022年4月

花曇り空の透き通る桜
東京都世田谷区祖師谷公園

祖師谷公園 桜 透明感

日本人には、桜というだけでワクワクする遺伝子が組み込まれているのではないかしら。

ちらちらと恥ずかしげに咲き始めた桜、誇らしげに咲き誇る満開の桜、さよなら言うように優しく花びらを散らす桜。

どの姿も心和ませてくれます。

花曇りという言葉があるように、この時期は曇り空が多いですよね。

今月の一枚は、この曇り空の時だけ撮れる写真です。

露出を思いっきり露出オーバーで撮ると、背景が消え、花びらが透けたような透明感ある桜が現れます。

曇りの日の光は柔らかいので、色は飛ばずにちゃんと残るのです。

桜は、花の可憐さとは対照的なゴツゴツした枝の黒さも特徴ですから、一緒に入れてあげるとより桜らしい写真になると思います。

 

2022年3月

オーロラシャワーを浴びてもう夢心地!
カナダ・ユーコン州・ホワイトホース

オーロラ ユーコン州 カナダ aurora yukon canada

諦めなくて良かった!

本当はイギリスへの旅を計画していたのですが、出発2日前に戦争の為フライトが欠航。

ショックすぎて落ち込んだけど、頭を切り替え戦場から遠くコロナの強制隔離がない国…ということで急遽カナダへオーロラを撮りに行ってきました。

前回オーロラを見たのはアラスカで、カメラも現像するまで結果が判らないフィルムの時代。難しかった。

反省を踏まえ、今回は以下を意識して撮影しました。

  • オーロラ以外の被写体を入れて距離感、臨場感を出す。
  • ゆらゆら感、光のシャワー感を最大限に出す。

曇っていたり雪が降っていてはどうにもならないのですが、ラッキーなことに快晴、頭上に眩いばかりの光のカーテンが現れました。

4日間の滞在中、これだけ強くアクティブなオーロラはこの日だけ。

天の計らいに感謝。

オーロラ見たら、人生観変わります。

 

2022年2月

水平線まで届く橋
オーストラリア ナラビーンビーチのロックプール

Narrabeen rockpool pier

オーストラリアのビーチの多くには、ロックプールと呼ばれる海水プールがあります。

ここのロックプールは50m。

プールの真ん中には木製の歩道が設置されています。

日の出の場所まで歩いて行かれそう!

NDフィルターを使用し長時間露光で水面の細波を消すことで、遊歩道の存在が浮き上がりました。

NDフィルターについてはこちら

 

2022年1月

シドニーハーバー
HAVE A SPARKING NEW YEAR

シドニー カウントダウン花火

世界に誇るシドニーのカウントダウン花火、無事に開催されました。

流星をまとっているような美しい花火は、何かを祝福しているように見えませんか?

今年こそはコロナが終息し、自由が戻り、一人一人が希望に向かってスパークできる一年になることを祈ります。

 

2021年12月

マウント・アナン植物園
真夏の森に舞う雪花

夏の雪 silver cushion bushシドニーの12月は真夏。

もちろん雪は降らないのだけど、凍った森に舞う雪花のような写真が撮れました。

この植物はシルバークッションブッシュというネイティブフラワーで、その名の通りシルバーのような色をしています。

ファインダーの向こうは、涼しさを届けてくれる可愛らしい雪景色なのでした。

 

2021年11月

レーンコーブ ナショナルパーク:オーストラリア NSW州
枯れ木と鸚鵡

BW コカトゥーとユーカリ

モノクロ写真は、それだけでアートな雰囲気を醸し出してくれるので楽しいですよね。

この写真は、ハイキー(露出オーバー気味)撮影で曇り空を白く飛ばし、枯れ木の枝振りを強調させました。

それだけだと単調になりすぎるので、動きが欲しい。

ということで、鳥が羽を広げるまで辛抱強く待ちました。

重い望遠レンズを構えたまま。。

静かな写真ですが、かなり腕力使ってます。笑

 

2021年10月

アンゴフォラリザーブ:オーストラリア NSW
フランネルフラワー

フランネルフラワー Flannel flower

春が訪れたシドニーは様々なネイティブフラワーが咲き誇ります。

その一つがフランネルフラワー。

この花はフランネルのようなフェルトのような手触りで、厚みのある花弁を持っています。

決して派手な花ではありませんが、一度出会うと忘れられない優しさがあり魅了されます。

よく見ると、ピンクや黄色の小さなおしべが、春を喜ぶ妖精たちのように踊っていました。

 

2021年9月

シドニー:オーストラリア NSW
中秋の名月とユーカリ

中秋の名月とユーカリ アンゴフォラシドニーから眺める中秋の名月。

とても風の強い夜で、ススキの代わりにユーカリの葉が舞っていました。

アジアの食料品店では中秋の名月の行事として月餅 (Mooncake)が販売されます。

南半球のシドニー、時差は1時間しか無いものの季節は逆です。

ということは、中秋ではなく「中春(仲春)」と言うのが正しいのかな?

などと思いながら、春の陽気に包まれながら名月を堪能しました。

 

2021年8月

ブラッドリーズヘッド シドニー
オーロラの様な朝焼け

Bradleys Head ブラッドリーズヘッドブラッドリーズヘッドBradleys Headは、シドニーハーバー国立公園の一部で、有名なタロンガ動物園のすぐそばです。

この岬の先端に行くと、海を挟んでオペラハウスやハーバーブリッジを見ることができるほど、シティーから近い距離にあります。

すぐに止みましたが、家を出た時は小雨混じりの朝でした。

残っていた低い雲に朝日が当たって、それはまるでオーロラが現れたかのよう!

全てがピンク色に染まり、シャッターを切るのを忘れるほどの幻想的な光景に包まれました。

10分間だけの夢の様な時間。

やっぱり早起きはいいですね!

 

2021年7月

シドニー:オーストラリア NSW州
天空の街

天空の街 シドニー朝目が覚めると、窓の外が別世界になっていました。

シドニーハーバーが霧に覆われ、街が雲の上に浮かび上がっています。

朝日の柔らかい光が雲をピンク色に染め、それはそれは幻想的。

自然は素敵な演出を用意してくれていますね!

ロックダウン生活は続いていますが、しばし癒しの時間となりました。

 

2021年6月

シドニー:オーストラリア NSW州
虹纏う街

シドニーハーバーを包む虹

虹の足元を見るチャンスはなかなか有りませんので、素直に感激して撮影した一枚です。

この日は強い日差しが入ったため、虹の色がくっきりとしていました。

更にPLフィルター使用で7色がはっきり出ました。

まるで、手前に虹色をしたアクリル板を置いて撮影した感じにも見えますが、全く自然に浮かび上がった虹です。

再びロックダウンになってしまったシドニーにエールを送ってくれているようでした。

虹は幸運が訪れたり、願いが叶う前触れだそうなので、皆様にお届けします!

良き日になりますように。

 

2021年5月

シドニーオペラハウス:オーストラリア NSW州
スーパームーン皆既月食

皆既月食とオペラハウス eclipse Sydney operahouse白い惑星から臨む赤い月。オペラハウスが見知らぬ惑星のよう。

待ちに待った、5月26日のスーパームーン皆既月食!

今回の皆既月食は、他の被写体と一緒に撮りたいと考えていて、でも月がかなり高い位置に来た時に起こるから…

どこで撮るのがいいか悩んだ結果、シドニーオペラハウスと絡めてみることにしました。

このカーブは意外と他の建物には無いものなので、この一部を切り取ってもオペラハウスとわかります。

そこに赤い月が現れると…オペラハウスがまるで新惑星のように見えてくるではありませんか!

新惑星に立ち、月食を眺めている自分。

そんな錯覚がしてきませんか?

 

2021年4月

シドニー:オーストラリア NSW州
ピンクムーンと流れる雲

ピンクムーンと流れる雲4月に現れる満月はピンクムーンと呼ばれています。

ネイティブアメリカンの部族の一つが呼び始めた名前で、4月はフロックス(Wild Ground Phlox) というピンク色の花が咲き始め、大地を覆っていく季節だからピンクムーンと呼ばれるようになったそうです。

ピンクムーンと言っても、実際に月がピンクに見えるわけではありません。

上の写真は、露光時間を13秒と長くした為、雲が流れるように写っています。

2度と現れる事のない雲のアートを満喫しながらの撮影でした。

 

2021年3月

東日本大震災から10年 鎮魂花

東日本大震災 鎮魂花

2021年3月11日、東日本大震災から10年の節目を迎えました。

犠牲になられた方々に謹んで哀悼の意を表するとともに、心を込めて鎮魂の花を捧げます。

日本は他国に比べ、地震 、津波、台風、大雪、洪水、土砂災害、火山噴火など自然災害がとても発生しやすい国です。

防災に対する備え、どうぞ今一度ご確認ください。

 

2021年2月

Gunnedah:オーストラリア NSW州
色をまとった銀河鉄道

朝景 銀河鉄道 GunnedahF8.0, SS1/40sec, ISO5000

夜明けの青と朝焼けに染まった列車の線路。

あの月まで連れていってくれる銀河鉄道の駅がこの先にあるのかも。

アンダー気味に撮り、周辺を暗くして線路を強調させました。

手持ちでの撮影でしたのでブレが起きないよう、ISOは5000まであげています。

普通の線路が、夜と朝の色を纏ってこんなに美しい姿に変身していました。

 

2021年1月

オーストラリア NSW州
シドニー上空に現れた雷雲

雷雲 星 夜景F8.0, SS15sec, ISO1000, KANI Premium Soft GND0.9 filter

南半球に位置するシドニーの1月は夏。

夜の街を覆うほどの大きな入道雲が現れ、雲の中で光り続ける無数の稲光が、雲の存在感を圧倒的にしてくれました。

15秒間と長めに露光させ、いくつもの稲光を捉えることで、雲が内側から光る幻想的な夜景を表現することができました。

街明かりが強くなりすぎないよう、その部分だけハーフNDフィルターで明るさを抑えながら撮影しています。

 

2021年ハッピーニューイヤー

オーストラリア
世界に誇る、シドニー カウントダウン花火

2021年 シドニーカウントダウン花火F8.0, SS15sec, ISO100, KANI Premium Soft GND0.9 filter

新年、明けましておめでとうございます。

皆さん、今年は静かなお正月を過ごされたのでしょうか。

なかなかコロナの状況が良くなりませんね。。

シドニーはしばらく感染者無しで健闘していたものの、
クリスマス直前に再びクラスターが発生し一部の地域でロックダウン再開。

世界に誇るシドニーカウントダウン花火も、
今年は密を避けるために半分以下に縮小されました。

1月4日からは、マスクを使用していないと200ドルの罰金を課される規制も
始まりました。

去年は不完全燃焼だったので、
今年はその分も充実できるよう祈るばかりです。

皆さんにとって、去年の分も楽しめる一年になりますように。

2020年12月

ブルーマウンテンズ:オーストラリア NSW州
天からの使い

てふてふ 蝶々

てふてふ。

スピリチュアルな世界では、蝶は再生と魂の象徴と言われています。

白は跳ね返す作用があります。

そのことから、白い蝶は「不運を回避する」「影響を受けない」という意味を持っているとか。

そして、天から良きメッセージを運んでくれるのだそう。

白い蝶々は幸運の兆しです!

この写真でもみんなに気付きが起こるかしら。

起こるといいな。

2020年11月

ドリゴナショナルパーク:オーストラリア NSW州
森の中の影絵アート劇場

虫食い葉っぱ Stinging tree

森の中の影絵アート劇場。

面白いですね!蝶々の幼虫たちの作品です。

ドリゴナショナルパーク(Dorrigo National Park) は、このStinging treeで有名な森。

柔らかい葉は幼虫たちのごちそうです。

でもね、名前のとおり棘のある葉で、神経を攻撃する強い毒素をもっているから、間違って刺してしまうと、それはそれは激しい痛みが何日も続くそう😱

そういえば、葉っぱの表面にしっかりした1センチくらいの棘がいっぱい生えていました。

面白くてあやうく触るところだった〜😱😱😱

森を歩く時は、知らないものは触らないようにして、長ズボン・長袖を着るようにしないとですね!

幼虫たちは上手に棘を避けて葉を食べているために、こんな穴だらけの葉っぱアートが現れたと思われます。

 

2020年10月

シドニー:オーストラリア NSW州
曇り空のジャカランダ

ジャカランダ オーストラリア シドニーF8.0 1/250 ISO100 +1.3

この花は世界三大花木の一つで、南半球の桜と言われるジャカランダ。

オーストラリアでは春の終わり・夏の始まりになると、この紫色の花が町中を彩ります。

青空とジャカランダも素敵ですが、撮影した日はあいにくの曇り空。

ですが、コントラストの強くなりすぎる昼間の青空よりも、曇り空の方が色がしっとり見えます。

あえてオーバーぎみに明るくして空を飛ばすように撮れば、白いキャンバスに紫のジャカランダがくっきりと現れます。

花びらの筋が、透明感を引き出してくれました。

まるで、スタジオで撮ったようですね。

曇り空でもがっかりせず、白いキャンバスに色を描くような写真で楽しんでみてください。

オペラハウス 紫の花 世界三大花木 ジャカランダ オーストラリア オーストラリア・シドニー
紫の花ジャカランダの名所を巡るフォトウォーク3選と
写真の撮り方!

 

2020年9月

シドニー:オーストラリア NSW州
藤のトンネル

藤のトンネル シドニーウィロビーという地域にあるMuston Parkには、公園を囲むように、なんと数百メートル続く藤のトンネルがあります。

9月はオーストラリアの春の始まり。

薄紫と白の藤が、春の暖かさと共にどんどん膨らみ、それはそれはゴージャス!

今年はピークを逃してしまったので、来年も再度チャレンジしようっと!

 

2020年8月

ダボ:オーストラリア NSW州
iPhone11・超広角レンズで撮るサンセット

iPhone 11 超広角レンズ サンセットシドニーから北西へおよそ400kmに位置するDubbo。

サファリパーク、天文台、ワイナリーが有名です。

サンセットをiPhone11の超広角レンズを使って撮ってみました。

いかにもiPhoneで撮りましたっていう人工的な色味だし、ノイズがかなり出ていたし (修正した) 、小ワザも使ったけど、iPhone11ったら難しい夕焼けの景色をなかなか上手に写してくれちゃって、もういやんなっちゃう。

複雑な心境の一眼レフユーザーよ。

こちら、iPhone11超広角レンズのの使い方。人気の記事です。

iphone11 歪み 構図 アイキャッチ iPhone 11|超広角の歪みと4つの構図を利用して迫力写真に大変身!超広角カメラの使い方と作例レフ並み写真の撮り方とコツ5選!簡単スマホ写真術
iPhone11|カメラの使い方・作例|超広角レンズ・ライブフォトの一眼レフ並み写真の撮り方とコツ5選!簡単スマホ写真術

 

2020年7月

ゴスフォード:オーストラリア NSW州
奇跡的、カメラ目線のコアラ親子ショット!

コアラの親子

動物園でもめったに出会えないコアラの赤ちゃん。

お母さんコアラが隠してしまうから、なかなか顔を見ることができません。

粘りに粘っているうちに、赤ちゃんも慣れてきてくれたのか、カメラ目線をくれました!

嬉しかったな〜

Australian Reptile Park にて。

コアラ親子の写真はAdobe stock、または Shutter stock 経由でご購入頂けます。

 

2020年6月

シドニー:オーストラリア NSW州
ベニテングダケ

ベニテングダケ

シドニーの秋、生まれて初めて「ベニテングダケ」に遭遇!
なぜか見た瞬間におとぎ話の世界に入ってしまいますよね。
赤に白に水玉模様がなんとも可愛らしい。

毒性を持つというのにヨーロッパでは「幸運のシンボル」なんですって。
四つ葉のクローバーや馬の蹄鉄にならぶラッキーアイテム・縁起物だそう。

せっかくの憧れのキノコに出会うなら、森の中とかで童話の世界にひたってみたかったけど、大きな針葉樹の生える近所の庭先に生えてました^^

みなさんに、幸運のシンボルをお届けします!

良いことがありますように🍄🍄🍄

 

2020年5月

オーストラリア NSW州
シドニー最古のアーケード The Strand Arcade

シドニー最古のアーケード The Strand Arcade

ビクトリア様式で建てられた、シドニー最古のアーケードThe Strand Arcade。1892年に完成したこの美しい建物は、NSW州の文化遺産にも登録されています。

コロナ規制が緩んできたものの、まだ一眼レフを持ってうろつくのは自粛して、iPhone11での撮影です。

携帯電話で初めて採用された超広角レンズで、一点透視図法(遠近法)を意識しながら、ちょっと楽しい写真に挑戦しました。

広角レンズの特徴は、近いもの(ランプ)はより近くに、遠いもの(消失点に使った向こうの出口)はより遠くに強調されます。

なので、どちらも入れると面白さが増してきます。

104mのストランドアーケードがめっちゃ長い建物みたいな事になった!

出口の外は、どこか知らない時空の一角につながっているような。。

iPhoneを使った楽しい写真の撮り方をこちらでご紹介しています。

iPhone11|カメラの使い方・作例|超広角レンズ・ライブフォトの一眼レフ並み写真の撮り方とコツ5選!簡単スマホ写真術

 

2020年4月

オーストラリア NSW州
ロックダウンで閑散とするシドニーオペラハウス

 

シドニー オペラハウス ロックダウン lockdown Sydney OperahouseF8.0 SS1/80 ISO100

初めて「コロナウイルス」という名前を聞いた時には、まさか世界中が国境を閉鎖しロックダウンに踏み切るとは夢にも思わず、今月行くはずだったヨーロッパ旅行を楽しみにしていました。

こんな事ってあるんですね。

生活は一変しました。

一方で、大気汚染は急速に減り、地球環境が大幅に改善されています。

コロナウイルスは、危機にさらされている地球から人類への警告なのだと感じてしまうのです。

これからは、もっと地球と共存できる暮らし方に変えていかなければいけませんね。

 

2020年3月

スプリングブルック国立公園:オーストラリア QLD州
金と銀の光にかかる橋

スプリングブルック国立公園 ナチュラルブリッジF11, SS8.0, ISO400, NDフィルター使用

オーストラリア・ゴールドコーストからおよそ50km、スプリングブルック国立公園。

ここは『オーストラリアのゴンドワナ多雨林群』Gondwana Rainforests of Australia としてユネスコ世界遺産に登録されている国立公園です。

写真は、風化と侵食により出来た自然の橋「ナチュラルブリッジ」と呼ばれる洞窟で撮影しました。

水の落ちる光はシルバー、緑が茂る光はゴールド。

橋の左右で現れる光の色が違い、それはそれは幻想的な景色でした。

滝を柔らかく表現したく、NDフィルターを使ってシャッタースピードを少し長めに調整しています。

夜はこの洞窟内で、青い光を放つ土ボタルが見られるそうです。

次回は夜も挑戦しよっと!

とてもおすすめのNDフィルターについてこちらでご紹介しています。

KANIフィルターでANAフォトコン受賞!NDフィルターおすすめメーカーである8つの理由

 

2020年2月

コフスハーバー:オーストラリア NSW州
静と動のコントラスト

 

オーストラリア コフスハーバー Australia Coffs Harbour JettyF11, SS3.2, ISO100, NDフィルター使用

コフスハーバーはシドニーから北へ540km、オーストラリア人に人気のリゾート地です。

ホエールウオッチングでも有名な場所で、6月から10月に訪れればザトウクジラにも遭遇できます。

(トンガですが、ホエールウオッチングの楽しみ方はこちら

今回の写真は、コフスハーバーのシンボルの"Jetty"、木製の桟橋です。

NDフィルターを使用すると長めのシャッタースピードで撮ることができます。

波をふわっとさせたら、木製ジェッティーの存在感が更に引き立ちました。

ドライアイスで演出されたステージみたい!

 

2020年1月

オーストラリア NSW 世界遺産ブルーマウンテンズ
地球の再生力

オーストラリア森林火災 焼け跡 新芽

2019年9月頃から続く、観測史上最悪となっているオーストラリアの森林火災。

シドニー観光には欠かせないブルーマウンテンズも東京都の面積に匹敵するほどの面積が焼けました。

3週間ほど経った現場を視察したのですが、生命というものを全く感じさせない焦げ臭い火災現場跡で、燃えた木の根元から勢い良く芽吹く葉を見つけました。

命の主張をするような真っ赤な色。

地球の再生力に感動した瞬間でした。

2月2・3日発行の朝日新聞小学生、中高生新聞で森林火災特集を組むとのことで、インタビューを受けました。

この写真と共に掲載されます。

次の世代を担う学生さんたちに、地球環境の事を意識してもらう良い機会となりました。

 

2019年12月

オーストラリア NSW スワンシー
ペリカン&カモメ 餌争奪戦!

ペリカン カモメ 餌争奪戦 feed battle pelican and seagull

餌ゲットできたのは、誰だー!

クリスマスホリデーを利用して、シドニーから130kmほど北にあるセントラルコーストでビーチ巡りをしてきました。

寒いのにビーチ?とつい思いがちですが、南半球オーストラリアのクリスマスは夏真っ盛りなのだ。

写真はSwanseaという所。自家用ボートを出して釣りをしている人が沢山いました。

岸には魚を処理する為の設備があるのですが、おこぼれをもらおうと、ペリカンやカモメが集まってきます。

出遅れぎみの子もいますが、大口開けてるペリカンの表情がたまりません。

足の踏ん張り方も笑っちゃいます。

餌争奪戦、もう大騒ぎ!

誰の口に入ったか!

 

2019年11月

京都・南禅寺の朝

南禅寺の朝

正しいニッポンの秋の景色を求め、久しぶりに京都へ行きました。

華やかな紅葉や、キラキラ金閣寺などの写真も撮れましたが、今月の一枚は南禅寺の朝。

なぜならこの写真を撮った時、心がとてもが清々しくなり、優しい気持ちが溢れてきたからです。

早朝、若いお坊さんが参拝者を迎えるために、香炉の灰を整えていらっしゃいました。

静かに、丁寧に、何度も何度も灰を網でふるい、美しい形に仕上げます。

ようこそと迎えて下さっているような空気が、じんわりと伝わってきました。

南禅寺 香炉

 

2019年10月

オーストラリア NSW
カモメ抱卵中!世界遺産コカトゥーアイランド

カモメ抱卵 コカトゥーアイランド Cockatoo Island

「ども、ジョナサンっす。かもめアパートへようこそ。

ご覧のとおり、全室満室・抱卵中っす。

来年のご利用をお待ちしております。」

オペラハウス近くのサーキュラーキーからフェリーで20~30分、コカトゥーアイランドに到着です。

もともとは「刑務所」だった島で、囚人の手により建設された船渠(ドック)が設けられていました。

島中に当時の名残のある建物が今でも点在しており、独特の雰囲気のある面白い島です。

「オーストラリアの囚人遺跡群」の一つとしてユネスコに世界遺産されました。

それにしても凄いタイトルです。

現在では、2年ごとに行われる美術展ビエンナーレの会場にもなっていますが、

かもめの抱卵場所としても大人気^^で、9月を過ぎた頃から場所取り合戦が始まります。

写真は、人気物件を押さえる事のできたラッキーなかもめママたちの抱卵中の様子!

それぞれ、いい感じで収まってます。笑

10月を過ぎると、抱卵ママ+沢山のヒナたちの姿もあちこちで見る事ができますよ!

 

2019年9月

オーストラリア NSW
カウラのどこまでも続く黄色いカーペット

カウラ菜の花畑 Cowra canora field

オーストラリアの9月は春。

シドニーからおよそ300km西、カウラ(Cowra)近郊はこの時期になると、一面が黄色のカーペットで輝きだします。

ここはキャノーラオイルを摂るための菜の花畑。

キャノーラはもともとカナダで開発された品種で、ある種の酸を含まないことから "Canadian Oil, Low Acid"(酸度の低いカナダのオイル) の頭文字を取って Canolaと名付けられたそうです。

今年は降水量が非常に少なかった為、作地面積が例年にくらべで随分少ないそうですが、それでも圧巻でした。

太陽の光をたっぷり浴びて育った菜の花から生産されたオイルは、日本へも輸出されているそう。

菜の花の花言葉は、「快活」「元気」「前向き」「豊かさ」など。

真夏のラベンダー畑の紫色カーペットも素敵だったけど、春の菜の花畑はビタミンカラーで元気が出てくる!

 

2019年8月

マッジー、オーストラリア NSW 夢の星雲写真が撮れた!

干潟星雲 M8 Lagoon Nebula干潟星雲・M8 Lagoon Nebula / F3.4 188sec ISO1600

マッジー(Mudgee)は、シドニーから270kmほど北西にあるワイナリーで有名な地域ですが、今回は、Mudgee Observatory という天文台をメインにフォトラベってきました。

この天文台のオーナーであるJohn Vetter氏の特別なご好意で、念願のピンク色の星雲、干潟星雲・M8 Lagoon Nebula を撮影することが出来ました!

使用した機材は、口径250mmの反射鏡を搭載した、焦点距離860mmのタカハシ製 天体望遠鏡です。

これに私のCanon 5D Mark IV をセットしました。

干潟星雲とは英語のLagoonが由来で、ピンクの星雲の中心に暗黒星雲が横切り、その模様が水が引いたあとの干潟に似ていることから名付けられたそうです。

Lagoonには、サンゴ環礁によって囲まれた海面「礁湖」の意味もありますが、私的には干潟より礁湖のイメージがしっくりするな。

射手座に位置する散光星雲(ガスや宇宙塵のまとまり)です。

こんな美しい天体が宇宙には数え切れないほど実在するなんて…。

自分の悩みなんてちっちゃ過ぎてどうでもよくなってきます。

宇宙の美しく力強いエネルギーをシェアします。

受け取ってください!

 

2019年7月

オーストラリア NSW
ブルーマウンテンのハニーイーター、キリハシミツスイ

キリハシミツスイ Eastern Spinebillキリハシミツスイ Eastern Spinebill F2.8, 1/1250sec, ISO125

キリハシミツスイ(蜜吸)が蜜を吸っている瞬間を捉えることができました!

南半球の7月は真冬。

まだ数少ない花を探して、ミツスイは忙しそうに飛び回っていました。

英語名はEastern Spinebillといい、オーストラリア東部全域の森林地帯に生息している鳥で、名前のとおり針(spine)のように長い、下向きにカーブしたくちばし(bill)を持っています。

蜜が吸いやすそうですね~!

大地の色と同化する綺麗な色と配色がとても魅力的です。

白いシャツにキャメル色のボトムス、栗色のマフラー、アッシュグレーのジャケット。

なかなかファッショナブルです。

すばしこく動き回っているので、蜜を吸っている様子は肉眼では見えづらいのですが、上手にくちばしをストローのように使って吸っていのが良くわかります。

これも写真の醍醐味ですね!

場所はシドニー郊外、ブルーマウンテンの植物園(The Blue Mountains Botanic Garden)にて。

 

2019年6月

オーストラリア NSW 窓に映ったオペラハウス

6_2019_OperaHouseF4.0, SS1/20, ISO6400, Canon EOS 5D MARK IV, EF24-105mm

毎年5月〜6月の3週間開催され、冬の恒例イベントとなった「ビビッド·シドニー VIVID SYDNEY」。

南半球最大の光とアートと音楽の祭典です。

街中が色とりどりの光をまとい、いつもと全く違う表情を見せてくれます。

ドレスアップしたオペラハウスも、どことなく誇らしげ。

写真は、ロックス地区にあるパークハイアット・シドニーの海側の入り口で撮りました。

窓ガラスにちょうど良い角度でオペラハウスが映る、密かな穴場撮影スポットです!

 

2019年5月

オーストラリア NSW ニューカッスル、ノビースビーチ

Nobbys beach New castleF11, 1/400sec, ISO100

 

シドニーから北へ150キロほど北に位置するニューカッスル。

炭鉱と造船が主な産業の、NSW州でシドニーに次ぐ2番目に大きな都市です。

とはいっても、それはそれはのんびりした、ビーチの美しい場所です。

秋の終わり、お天気の良い日は暖かく、ビーチで過ごす人たちも多く見られます。

奥に見えるのは灯台のあるランドマーク、ノビースヘッド。

ニューカッスルから北西へ70キロほどの所には、ハンターバレーという世界的に有名なワイナリーがあります。

120軒以上ものワイナリーの他、チーズファクトリー、チョコレートファクトリー、熱気球に乗る事もできます。

朝のハンターバレーの空の上から見る、カンガルーたちのジャンプしながら移動する姿。平和そのものです。

シドニーから日帰りでも十分楽しめますが、一泊するのもおすすめ。

初日はワインを堪能して、翌日はビーチでのんびり過ごす。

贅沢な週末の過ごし方です。

 

2019年4月

オーストラリア NSW 往復2500キロのドライブ。
リアルアウトバックのメニンディー

赤土 嵐 大雨 Red sand stormF5.0, 1/1000sec, ISO200

 

激しい雨のカーテンが、赤い大地の土を巻き上げこちらに向かってきます。

大地の広さ、空の大きさ、嵐の激しさも豪快なオーストラリアのアウトバック。

アウトバックとは、内陸部の遠隔地のこと。

どこまでも乾いた赤く平らな大地が広がっています。

時々やってくる嵐は、大地の潤し方も半端ない!

ここは、シドニーからおよそ1200キロのメニンディー。

往復2400キロ+道を間違えた分100キロ=合計2500キロドライブになりました。

アウトバックは道を間違えても、何もないから気付けない。

簡単に100キロとか間違ってしまいます^^

立ち枯れた無数の木が湖面に残る不思議な景色を求めてやってきたのが、ここメニンディー湖。

しかし、予想外の展開が!!

アウトバック冒険旅行の様子は記事でも紹介しています。

 

2019年3月

オーストラリアNSW カンガルーと遊べるペブリービーチ

カンガルーとセルフィ Selfie with kangarooF5.6 1/1000sec, ISO800

 

「あ、兄ちゃんセルフィしてる。入っちゃおっと!」

カンガルーの入り方がたまりません!

兄ちゃんの、ぷっくりさせたほっぺたが、満面の笑顔を想像させてくれます。

ここは、シドニーから280キロ南下したペブリービーチ。

年間を通してカンガルーに会えるようですが、朝夕が一番活発だそうなので、その時間に合わせて出かけてみてください。

ちなみに上の写真は、午後2時頃に撮りました。

カンガルー、たっくさんいました!

ペブリービーチの旅については記事でもご紹介しています。

 

 

スポンサーリンク