こんにちは。
写真と旅をこよなく愛するフォトラベラーYoriです。
今回は、ウユニ塩湖で人気の塩のホテル「ルナサラダ」のリポートと感想・レビューをご紹介していきます。
日本から見ると地球の裏側に位置する、遠い遠いボリビアのウユニ塩湖。
せっかく行くのだから、鏡張りの景色だけではなく、宿泊もウユニ塩湖らしいホテルで満喫したいですよね。
ならば、塩のホテルに決まり!
人気でおすすめのルナサラダの滞在リポート&感想・レビューを、写真を交えてご紹介していきます。
Contents
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ウユニ塩湖、なぜ塩のホテル滞在が人気でおすすめなの?
ウユニの町にもホテルはありますが、せっかくの機会ですから、ウユニならではの塩のホテルに滞在することをおすすめしたいです。
理由は2つあります。
おすすめの理由・その1
塩のホテルは、建物からインテリアまでほとんどが塩ブロックでできている、非常にユニークなホテルです。
塩ブロックは近くのコルチャニ村で作られています。
雨季と乾季を利用し、塩水を貯める、蒸発させるを繰り返し、何年もかけて塩板を作ります。
その塩板をレンガの大きさに整え、積んで作られたのが塩のホテルです。
塩ブロックにはこげ茶色の筋がありますが、これは雨季にだけつくのだそう。
乾季と雨季を示す年輪のようですね。
線の数を見れば一つの塩ブロックが何年もかけて作られているのがわかります。
塩ホテルはとても快適ですし、他では体験できないホテルなので、興味ある方は是非検討してみてください。
一生の思い出になること、間違いなし!
おすすめの理由・その2
憧れのウユニ塩湖では、空の表情の変化と共に、どの時間帯も全く違う「鏡張りの景色」を見せてくれて、それぞれが夢のような絶景です。
- 太陽が二つ現れる、豪華な朝。
- 天空の鏡に青空と雲が写り込む、昼間。
- 空も足元も地平線もすべてが赤く染まる、夕焼け。
- 天の川と星が、天にも足元にも煌めく宇宙感たっぷりの夜。
天の川と満天の星が塩湖に映る景色は、今までの人生で一番感動的な景色でした。
こんな感じ!
天候の条件が揃えば、カメラに不慣れな方でも上のような写真を撮ることができますよ!
「ウユニ塩湖・夜の鏡張り写真の撮り方」をこちらで全公開しているので、お出かけ前に是非チェックしてください!
せっかく行くのなら、ウユニの一日の変化を全部見たいし撮りたいですよね。
ですので、ウユニ塩湖の旅はなかなか忙しく、ゆっくり寝ていられません^^
日本からの一般的なツアーの日程だと、
昼間の観光>仮眠>夕焼け>仮眠>夜空+朝日>仮眠
を繰り返す感じ。
間に食事も入ってくるので、このように小刻みな就寝となります。
塩湖に車で入る地点は決まっているので、そこからなるべく近い場所に滞在した方が時間と体力の消耗を抑えられます。
しかも標高が3,656m (ブリタニカによる)。
富士山頂と変わらない高さと言えば想像しやすいと思いますが、空気が非常に薄いので、慣れない人だと5段の階段すら休みながらでないと登れません。
それ、私だっ!
ウユニの町にもホテルはありますが、塩湖アクセス地点まで片道30km、往復60キロの移動になります。
個人旅行でウユニの町に滞在予定の方は、ローカルツアーに参加することになります。
ツアー会社により違いはありますが、「デイタイム」「デイタイム+サンセット」「サンセットと夜空」「夜空」「夜空と朝日」等のように時間帯で区切られているので、複数参加する時はその都度60kmの移動が必要になってきます。
一方、塩のホテルは3つありますが、どれも塩湖アクセス地点まで1キロ~数キロしか離れていないので、これは非常にありがたく、高山病の症状と戦いながらの小刻み睡眠でも頑張れます。
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ウユニ塩湖の人気でおすすめのホテル「ルナサラダ」リポート&感想
私が滞在した塩のホテル「ルナサラダ」をご紹介します。
Luna Salada、塩辛い月。まさしくウユニ塩湖なネーミング。
3,656mも宇宙に近い場所で塩に囲まれて眠るだけでも、心身共に浄化されそうです。
どんなホテルなの?
塩のホテルは、ウユニ塩湖アクセス地点周辺に3つあります。
ルナサラダはそのうちの一つで、唯一高台にあるホテルですので、地平線まで一望でき、遠くに広がるウユニ塩湖も見ることができました。
上の写真はルナサラダの入り口付近で撮ったものですが、奥の方に白く見えるのがウユニ塩湖です。
ホテルから南方向に見ているので塩湖は遠いですが、西方向なら塩湖はもっと近くに見えますよ。
塩湖ツアーに行っていた四駆が砂埃を上げながら戻ってきます。
みごとに平らな大地でした。
あのナショナルジオグラフィックにも取り上げられたこともあり、世界中から旅行者が集まるホテルです。
ルナサラダ内部
入り口のすぐ右手にロビーがあります。
ツアーの集合場所などにも使われます。
インテリア
塩のホテルは建物だけでなく、テーブル、ソファー、ベッドまでもが塩で出来ています。
近くのコルチャニ村の人々が塩ブロックを作り、切り出すところから調度品を作るまでの作業にあたったそうです。
この置物も塩製。
前章でも触れましたが、乾季に色づいた筋模様が良い感じです。
くつろぎの空間
暖炉のある、くつろぎの空間。景色も素晴らしいです。
ハンモックでゆらゆらしながらのおしゃべりも楽しいひと時!
廊下
ホテル全体、部屋の中も粗い塩で敷き詰められていて、歩くとザクザク楽しいです。
スーツケースなどを移動させにくいと心配になりますが、キャリーカートが用意されているので問題ありませんし、ホテルの方がちゃんと運んでくれました。
興味にかられて、ホテルの壁をチロっとなめてる人がいました。
「うん、ちゃんとしょっぱい」だって!
こちらは2Fの廊下です。
自然光が取り入れられ、柔らかい光の空間が良い雰囲気です。
部屋の様子
アンデスの織物が可愛い、天井の高い広い部屋でした。
高台に位置しているだけあって、窓からの景色が素晴らしい。
地平線までの景色が一望でき、部屋から白いウユニ塩湖が見えました!
そして、夜は満天の星空、感動です。(窓の無い部屋もあるそうです)
一人で広い部屋を占領できとてもハッピーでしたが、この部屋は建物の一番奥の3Fに位置しており、後から増設された部分のようです。
滞在中は、高地での体調の変化に気を取られたり、ウユニ塩湖に興奮し過ぎて気付かなかったのですが、後で他の人の写真を見て、ん?この部屋何か違うなと。。
あ、壁が塩ブロックじゃない!床も塩じゃない!
実際、部屋からの景色は塩湖まで見えて最高でしたが、もし壁も床も塩がいいということなら、前もってホテル側に希望を伝えておくといいですね。
こちらが公式サイトで紹介されている部屋の様子です。
ルナサラダの設備
電圧とプラグ
*プラグ:A型またはC型
日本のプラグはA型です。
ルナサラダでは、ユニバーサルタイプのコンセントを使用しているので、日本のプラグがそのまま使えました!
地球の反対側なのに同じプラグが使えるなんて、不思議な感じです。
部屋に2つ、バスルームに1つ設置されています。
*電圧:220V-50Hz
カメラ、スマホ、パソコンなどはグローバル対応をしているので、変圧器は不要です。
持参する製品の電圧を前もってチェックしておくことをおすすめします。
「AC100-240V」のように書いてあり、220Vをカバーしていればそのまま使用できます。
塩のホテルは、電気配線などが塩で腐食しやすいので、ルナサラダでは故障に備えプラスチックでカバーし、定期的にチェック・交換しているとのこと。
メインテナンスもしっかりしており、安心できるホテルです。
Wifi は使えるの?
ホテルの共有部分で無料のwifiが使用可能でした。
部屋の位置によっては、室内でも使えるようです。
客室設備
ドライヤー、タオルがありました。エアコンも完備です。
部屋により違いはあるようですが、テーブルなども塩でできているので、カメラなどの精密機器は直接置かないことをおすすめします。
シャワー
この地域では、お湯シャワーが使えるだけでもありがたい言われていたので心配していましたが、水圧は弱いものの、お湯も出て問題なく使用できました。
水が非常に貴重な地域です。
お互いのため節水を心がけ、洗濯は控えましょう。
ルナサラダのサービス
レストラン・バーラウンジ
photo by Luna Salada official site
ルナホテルのレストランは、大きな窓からの眺めが最高です。
朝、昼、夜営業しており、朝は無料のビュッフェスタイルの朝食が頂けます。
具を選んでその場で作ってくれるオムレツが嬉しかったな。
最近では、ウエスタン料理とアンデス・ボリビア料理がどちらも楽しめるビュッフェスタイルのディナーを用意しているそうです。
おすすめの料理は何かと伺ったら、リャマの肉を使った料理を是非試してみてくださいとのことでした。
キヌアを使った料理など、地元の素材を使った伝統的な料理も美味しく頂きました。
今ではバーラウンジもオープンし、ワイン、ビール、カクテルや簡単なおつまみが楽しめるようになったそうです。
酸素ボンベ(高山病症状緩和)
ルナサラダには高山病になってしまった方のため、酸素ボンベが常備されています。
もし症状が酷いようなら、我慢せずにホテルに相談してくださいね。
高山病予防には何が良いの?
*コカ茶
ルナサラダのロビーには、いつでも自由に飲めるコカ茶のサービスがありました。
コカ茶はボリビアやペルーで飲まれている伝統的なハーブティーで、高山病の症状を和らげる効果があるそうです。
紅茶のようにコカの葉にお湯を注いで作るお茶ですが、手軽なティーバックもあります。
お土産にいいぞ!と思いましたが、残念ながらこれは葉に含まれる成分の関係で絶対NGなのでご注意を!
帰国の際、経由するアメリカはもちろん、日本でも持ち込みが禁止されています。
*水分を取る
高山病予防の薬「ダイアモックス」をウユニに到着する前日から飲み始めるのをすすめられました。
また、水を沢山飲むことも大事だそう。
私は水分補給を助けるポカリスエットの粉末を持っていきました。
予防薬、沢山の水、コカ茶、ポカリスエット、全て試しましたが、それでも多少の頭痛やだるさは起こりました。
とにかく体が重く、息が切れ、ゆっくり歩くのが精一杯。
酸素のありがたさを痛感です。
でも塩湖の上にいるときは、感動しすぎで体の不調なんて忘れちゃいますんで大丈夫^^
スパ、マッサージ
photo by Luna Salada official site
ここのスパは滞在客限定です。
外のウユニの景観を眺めながら入れるジャグジーや、マッサージのサービスも受けることができます。(要予約)
ジャグジーを利用する場合は、水着を着用してください。裸んぼのでの利用は禁止で〜す^^ by Luna Salada
水着の販売や貸し出しはしていないので、ご自分で用意してきてくださいとのアドバイスがありました。
マッサージは、指圧、欧米で人気のスウェディッシュマッサージやホリスティックのほか、ホットストーンマッサージなどが選べます。
中でも一番人気は「ソルトストーンマッサージ」。
もちろんウユニ塩湖で取れたソルトを使用しているとのことです。
宇宙に近い天空の塩の大地でソルトマッサージを受けたら、心も体も深〜く浄化されそうです!
オプショナルツアー
ルナサラダでは、ホテルを通して1日ツアー、インカワシ島ツアー、星空ツアーなどのオプショナルツアーの予約ができます。
空港からの送迎
ルナサラダ最寄りの空港「Joya Andina Airport」とホテル間でシャトルバスの有料送迎サービスがあります。
一人・片道 US$12 です。(2019, 12月現在)
チェックイン・チェックアウトタイム
- チェックイン 15:00以降
- チェックアウト 11:00まで
出発前に準備・チェックしておこう
海外対応WiFi
海外WiFiレンタルのグローバルWiFiなら、ボリビアでも使用可能です。
公式サイト
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まとめ
ウユニ塩湖、人気でおすすめの塩のホテル「ルナサラダ」のリポートと感想をご紹介してきました。
可愛くて、楽しくて、景色が良くて、ウユニ塩湖アクセスに便利なので、人気なのが納得のホテルでした。
荒涼とした辺境の地で居心地の良いホテルを営むのは大変だと思います。
それなのに、wifi が使えるし、お湯のシャワーがあるし、食事も美味しいし、スタッフも親切で、申し分の無い素晴らしいホテルでした。
日本人には雨季の11月から4月が人気ですので、その時期に行かれる方は早めの予約をおすすめします。
ちなみに欧米人は乾季に訪れる人が多く、四駆自動車で真っ白などこまでも続く塩の大地を疾走する旅が人気です。
いろいろなウユニ塩湖の楽しみ方があるので、再び訪れたいと思っています。
次回もルナサラダに泊まりたいな。
最後までお読みくださり、ありがとうございました。