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KANIフィルターでANAフォトコン受賞!NDフィルターおすすめメーカーである8つの理由

こんにちは

旅と写真をこよなく愛するフォトラベラーYoriです。

今回はKANIフィルターさんに感謝を込めながら書き進めて参ります。

待ちに待った、2020年6月!

世界中がコロナコロナで気が滅入っている時に何のこっちゃとお思いでしょうが、この月はANAカレンダーフォトコンテストで受賞した作品がオフィシャルカレンダーに登場する月だからです。

日英中版が配布され、世界中の方々に自分の作品を見て頂けるという素晴らしい機会を与えて頂き、感謝という言葉しかありません。

それもこれも、品質の高さで定評があり、プロアマ共に大いに信頼を寄せているKANIフィルター製NDフィルターのおかげです。

フィルター無しでは、その作品は撮影出来なかったからです。

NDフィルターを使うと、写真の表現がグンと広がり、撮影がもっと楽しくなるのでとってもおすすめ!

  • NDフィルターという言葉を初めて聞いた方、
  • NDフィルターに興味をお持ちの方、
  • NDフィルターの導入を考えている

という方々に参考にしていただければと、作例も合わせて掲載しました。

初心者でも扱いやすいKANIフィルターがおすすめメーカーである理由を8つご紹介します。

 

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おすすめKANI製NDフィルターで表現を広げてみよう!

NDフィルターを使うと、作品の表現が大きく広がり、撮影がもっともっと楽しくなってくるし、上達した感も味わえます!

NDフィルターとは?

タスマニア マウントフィールド国立公園 ホースシュー滝タスマニア マウントフィールド国立公園・KANI 可変式 バリアブル ND2-400 使用

そもそもNDフィルターとはどんな物なのでしょうか。

NDとはNeutral Density(中性濃度)の略。

NDフィルターとは、発色は変えずニュートラルに保ちつつ、レンズに入ってくる光の量だけを強制的に減らす黒いフィルターの事です。

フィルターの濃度が濃ければ濃いほど暗くなるので、その分長い露光時間が可能になります。

明るいところで長いシャッター速度で撮ると、光が入りすぎて白く飛んでしまいますが、NDフィルターはそれを抑えてくれます。

風景写真の場合、波や滝などの動く被写体をを幻想的に変身させる事が得意なフィルターです。

 

NDフィルターが欲しくなったきっかけは?

ベネズエラ カタトゥンボ 雷
私の場合は雷撮影の為でした。

ベネズエラのマラカイボ湖のほとりにカタトゥンボという村があります。

その地域では年間250日以上雷が発生し、一晩で数千回も稲妻が走る事もあるという、雷発生でギネスに登録されているとんでもない場所があるのですが、そこに行く事になりました。

これだけ発生するなら、私でも雷をうまく撮れるのでは?という期待からの大冒険!

雷ならNDフィルターがあると良いらしい。なぜなら、

  • 夕刻で明るさが残っていても、NDフィルターが減光してくれるから長時間露光が可能になり、いつ発生するかわからない雷を捉えやすくなる。
  • 合成せずとも一枚の写真で複数の雷を捉える事もできる。

花火撮影などにも応用できる効果で、とても楽しそうです。

色々調べてたどり着いたのがKANIの可変式フィルターでした。

 

初めてのNDフィルターに可変式(バリアブル)を選んだ訳

NDフィルターはその濃度で減光量が変わってきます。

いざ購入となると具体的な悩みが出てきました。

  • 撮影状況がわからず、どの濃度(数値)のフィルターを選ぶべきか判断が難しい。
  • なるべく荷物は減らしたい。

そこで選んだのが、可変式NDフィルターです。

  • 1つのフィルターだけで濃度が自由に変更できる。
  • レンズに直接装着できるから、アダプターは不要。

これなら僻地に行っても対応がしやすそう。

可変式はフィルターが2枚構造になっていて、直接レンズに装着し、上側の可動する方を回し濃度を変更します。

初めてのフィルターという事もあり、濃度の違いでどんな感じに撮れるのか色々試してみたかったのも、可変式を選んだ理由です。

憧れの角形フィルターを想いながらも、まずはこれで練習。

これからNDフィルターを導入したいとお考えの方は、まずは可変式で試してみるのも1つの手です。

自分の撮りたい作風に合うのはどの程度の減光量なのかを把握する事ができるからです。

可変式は、朝や夕方など光の強さが変わりやすい時間でも、いちいちフィルターを交換する事なく調整できるので、風景だけでなく、雰囲気を変えずに明るさだけを調整したいポートレート撮影にも、また動画撮影にも有効です。

結局ですね、カタトゥンボの雷撮影にNDフィルターは登場しませんでした(笑)
雷の発生のほとんどが真っ暗な夜だったからです。
ND無くとも十分暗く長時間露光ができました^^
その代わり、朝の湖をNDフィルターで撮影したのが下の写真です。
ベネズエラ カタトゥンボ 朝ベネズエラ カタトゥンボの朝・KANI 可変式 バリアブル ND2-400

 

KANIの可変式NDフィルターを選んだ理由

シドニー カルカルビーチシドニー カルカルビーチ・KANI 可変式 バリアブル ND2-400

KANIの可変式NDフィルターを選んだ理由です。

  • ND2~400という広い範囲で減光量を調節できる事。
  • 劣化のしやすい樹脂ではなく、日本製光学ガラスが使用されている事。
  • ガラス製だから減光効果も安定していて、黒いコーティング部分の劣化も少ない。
  • 防油、防水、防塵コーティングが施されている事。
  • 色被りが少ない事。
  • 高いレベルでムラのない減光設計がされている事。
  • 専用キャップは不要で、使用しているレンズキャップが使える事。
  • サイズが46mm〜82mmの間で9種類もあるので、あらゆるレンズに対応できる事。
  • 質、性能にこだわった高品質な製品にも関わらず、価格が手頃な事。

 

 

樹脂製は安価だけど、画像の質に影響したり、黒いコーティングの色褪せが早いという事も聞きました。

ガラス製でも防油、防水、防塵が施されていない製品も多くあります。

同じ価格帯なら、KANIの少量生産で丁寧に作られている製品の方が品質は高いと確信しました。

 

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KANIフィルター使用のANAカレンダーフォトコンテスト受賞作品はこちら!

雷撮影にNDフィルターは登場しませんでしたが、波や滝などを撮りながら感覚を覚えていきました。

次は夜の景色で挑戦してみよう。

本当は花火を撮ってみたかったのですが、シドニーでは毎年恒例となっている「ビビッドシドニー」という光の祭典が5月〜6月にかけて開催されます。

街中が宝石箱のように輝くその期間は、カメラと三脚を担いだ人たちがあちらこちらに出没します。

今回受賞した作品は、ハーバーブリッジ上からオペラハウスの周りを行き交うフェリーやヨットの光の航跡を捉えたものです。

ANAカレンダー 受賞作品カレンダー使用許諾済み(オペラハウス、ビビッドシドニー)
Licensing approved for calendar
(Sydney Opera House and VIVID SYDNEY).

カラフルな光を纏ったフェリーは、航路も色もスピードも違います。

一枚撮っては「もうちょっと」、また一枚撮っては「もうちょっと」としぶとく撮影していたら、寒い中2時間も経っていました。

このオペラハウスの写真は、KANI 可変式 バリアブル ND2-400をND64(-6EV)前後の減光量で使用し、4分〜5分ほどの露光時間で撮りました。

 

ANAオフィシャルカレンダー2020
ANAカレンダーフォトコンのテーマは「ANA就航地を巡る美しい風景」。

この写真で、1人でも多くの方が「シドニーに行ってみたい。ビビッドシドニーを見てみたい」と旅行先を決めるお手伝いになったとしたら、こんなに嬉しいことはありません。

ANAもシドニーも喜びます!

フォトコンの受賞作品は見る機会は有っても、どこで、どのように、どんな露出設定で撮影したかなどは知ることはあまり出来ません。

こちらの記事に詳しく書きましたので、合わせてご覧ください。

 

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角形で大人気のKANIが、NDフィルターおすすめメーカーである8つの理由

KANIフィルターは「角形」が特に人気のメーカーです。

一度使うと戻れなくなるという先輩方が続出しているようで、多くのプロの写真家の方々も他社からKANIに移行されています。

 

角形NDフィルター導入決定!

KANIの可変式NDフィルターを使い始め手応えを感じてきたら、やっぱり本格的な角形が欲しくなってしまいました。

私の住むシドニーを含め、海外では角形フィルターの方が断然人気です。

可変式は確かにとても便利ですが、広角レンズを使いフィルターをND400側に近づけるとどうしてもケラレが出たり、減光ムラが出てきます。

私の場合はランドスケープを撮る時に使用したいので、広角レンズと併用する場面が多く、可変式だとどうしてもその問題を避ける事ができません。

角形ならそのような事はありません。

また、角形ならではのハーフNDフィルターも魅力でした。

ガラスの半分が暗くなっているフィルターです。

朝日や夕景など明暗差がはっきりしている時刻に撮影して、空に合わせると地面は真っ暗、地面に合わせると空は白トビして悔しい〜、なんて経験をお持ちの方も多いかと思います。

このような問題を解決してくれるのがハーフNDというフィルターです。

レンズに直接装着する丸型のハーフとは違い、黒く加工されたグラデーションを地平線の位置に自由に合わせられるのも角形の強み。

広角レンズ使用でもケラれはないし、色むらもありません。

導入に悩んでいたちょうどその時、KANIフィルターのフェースブックで、あるプロ写真家さんのレビューが投稿されました。

どこかで見たことのある、、。

あ、ANAカレンダーフォトコン審査員の吉村和敏先生です!

KANIフィルター 吉村和敏先生レビュー

KANIのSoft GND 0.9を装着し、シャッターを切る。いとも簡単に雲のディティールをとらえることができた。コントラストが高い海外では、KANIのフィルターが手放せない。Premium Soft GND 0.9  (吉村和敏先生談)

KANIフィルター公式Facebookより

先生のレビュー内容ももちろんですが、吉村先生も使用されているということに、大きく背中を押されてしまいました^^

吉村先生の使われているフィルターPremium Soft GND 0.9について、アマゾンの商品説明欄にはこのように書かれています。

世界一の角型フィルターを求め、辿り着いた逸品となります。 現時点では世界最高峰の角型フィルターと言えます。

とあります。

すごいです!世界最高峰角形フィルター

せっかくだし、後で後悔するのも悔しいので、清水の舞台から飛び降りる勢いで、世界最高峰の購入決定です!

こちらがその製品プレミアムフィルターセットです。

 

プレミアムフィルター II セット

 

これ以上のものは無いのだから、あとは自分の腕次第。

それが一番難問なのですが、良いモチベーションになったゾ!

角形だと、ハーフと通常のフィルターを複数重ねて減光量を調節できるのが非常に魅力です。

アダプターも見た目ほど邪魔にはならず、手持ち撮影の時でも抵抗なく使えています。

 

スターターセット

試しに角形を挑戦してみたいという方はこのスターターセットから導入されるのもおすすめです。

このセットには「Dual Purpose filter」 といって、上下逆さまに使うことにより1枚で2つの効果が楽しめるという、とても便利なフィルターも同梱されているのが魅力です!

朝日や夕陽の風景写真がプロっぽく撮れて楽しくなります!

KANI デュアルパーパス 角形フィルター

 

 

KANI製「角形」フィルターがおすすめの理由

オーストラリア セントラルコーストオーストラリア セントラルコースト・KANI Premium Soft GND0.9 + ND16

1. 素材の質にこだわっている。

フィルターには落としても割れにくく安価な樹脂製もありますが、KANIフィルターはドイツ特殊ガラスメーカーSCHOTT AG社がパテントを持つ光学ガラスB270®を採用しています。

B270®は高純度の原料を使用したガラスで、耐候性に優れ、可視光線・紫外線・赤外線の波長範囲で高い透過率を持っている特殊光学ガラスです。

KANI角形フィルターは、そのガラスを両面超精密研磨加工で仕上げた逸品です。

 

2. 防油、防水、防塵のコーティングが強い。

専用スポンジなどは不要で、KANIの場合は普通の柔らかい布で簡単に汚れを落とせます。

海で撮影していた時、潮がフィルターについてしまいましたが、タオルでさっと拭くというか、優しく撫でただけで綺麗になってしまいました。びっくりです。

フィルター交換時の指紋の付着は避けられませんが、これも柔らかいクロスで簡単に撮れます。

しつこい指紋の汚れが着いてしまった場合は、カメラレンズにも使用している「レンズペン」を使用しています。

レンズペンは皮脂汚れに強いので、くるくるっと拭くだけで簡単に指紋が取れてしまいます。

乾式でムラ無く綺麗にできるのでレンズ/フィルターどちらにも非常に便利!

屋外撮影の時はいつでもポケットに忍ばせています。

レンズ用 + フィルター&液晶画面用 2本セット

 

3. NDコーティングの耐久性が高い

KANIフィルターは素材にこだわって製作されているため、黒いNDコーティングの色褪せがしにくいだけでなく、大変丈夫で耐久性が高い製品です。

特にハーフグラデーションフィルターは、一般のフィルター製作の倍近い工程を重ねたNDコーティングが施されているそうです。

おっちょこちょいの私は、フィルター交換時に三脚にコツッと当ててしまったのですが、色がハゲることもなく傷も付いておらずホッとしました。

 

4. 色被りが少ない

一般的にNDフィルターを使用して長時間露光をすると、青みが強く出る事が多いのですが、KANI製品はそれを抑えた設計になっています。

よりニュートラルな発色で作品を邪魔しません。

 

5. ゴーストが少ない設計

逆光や半逆光で撮ると光の玉のようなゴーストが現れる事がありますが、これはカメラの構造上起きる現象です。

レンズやフィルターのコーティングの質が高いものほど、現れにくくなっています。

KANIのプレミアム製品には、このゴーストが極力抑えられるよう、世界最高峰のNDコーティング新技術が採用されているそうです。

 

6. 写真愛好家の創業者がフィルターを熟知している。

KANIの創業者はカメラ用品業界に長く在籍された経験をお持ちの写真愛好家で、多数のフィルターを使用されていることから、ユーザーたちが求める製品が何なのか熟知されており、妥協をしない製品作りを追求されているそうです。

またプロ写真家さんたちの現場の声も積極的に取り入れ、新製品開発に繋げていらっしゃいます。

2016年創業の若い会社で、私がKANIに出会ったのは2017年ですが、その頃から比べるとこだわりのラインナップが沢山増えています。

鉄道風景写真用セット、ドラマティック夜景セット、旅行セットなどなど、ご自分の撮影スタイルに合わせたセットが選べるのは嬉しいです。

 

7. 自社サイトとアマゾン・楽天の直販のみで、高品質でありながら価格を抑えている。

広告を出来るだけ行わず、クチコミ主体の製品力での販売を重視していることと流通にのせないことで、原価が高くても販売価格を抑えることが出来ています。

ソース:KANIフィルター総代理店ロカユニバーサルデザイン公式サイト

一般的に、量販店で販売する場合は30%のコストが必要になってきます。

卸売業者は30%分の価格を上げるか、品質を落とすかの選択が迫られます。

KANIフィルターは、大量生産・量販店での販売という流通には乗せず、自社ウェブサイト、アマゾン、楽天の直販のみに徹することで、「製造コストはかかっても販売価格を抑える」事を実現させているのだそうです。

KANIフィルターは販売価格ありきのスペックダウンをした製品作りは行っていない。同じ価格の製品なら、品質はKANIが上をいくことを、消費者たちも気付いています。

大変人気商品のため、時に品薄となってしまうわけですが、入荷されればすぐにSNSでも投稿してくださるし、製品情報、セミナー、Youtubeなどのお知らせも届くので、フォローしておくと良いですよ!

KANI 商品追加 フェースブック

KANIフィルター Facebook

 

8. そして対応がイイ!

何回か製品に付いてメールで質問をさせて頂きましたが、いつも丁寧にお答え下さり、非常に信頼できるメーカーだという印象です。

販売後も製品不具合などの問題に即対処できるよう、販売履歴を徹底管理されているそうです。

セミナーにも参加しましたが、ユーザーとのコミュニケーションをとても大切にされていて、これからもKANIファンがどんどん増えますね!私もその一人。

出展:ロカユニバーサルデザイン株式会社 (卸、企画、広報)、株式会社UCT (販売)

 

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まとめ

KANIフィルターのおかげで受賞できたANAカレンダーフォトコンテストの作品を見て頂きました。

NDフィルター撮影に興味を持って頂けたでしょうか?

写真の表現方法がグンと広がる事がお分かりいただけたと思います。

2020年のオーストラリアは、過去最悪の巨大森林火災に見舞われ、収束を迎えると共に今度はコロナウイルスでロックダウン。

コロナの影響で海外が遠くなってしまいましたが、ぜひシドニーに遊びにきてください。

そしてフォトコンに応募できるような美しい写真を沢山撮影して頂きたいです。

その時はおすすめメーカーKANIのNDフィルターをどうぞお忘れなく!

今回の記事でご紹介した製品はこちらです。

【KANI】NDフィルター バリアブル 可変式 ND2-64
【KANI】プレミアムフィルター II セット 角型フィルター
【KANI】スターターセット 角形フィルター
【KANI】トラベラーセット ハーフND角型フィルターセット

皆さんも一味違った幻想的な写真で、フォトコンに挑戦してみては?

引き続き、KANIフィルターとワクワクしながら幻想的な世界を目指し、撮影を続けていこうと張り切っています。

作例や使い方などをまとめていきますので、ご興味あればまたご訪問ください。

最後までお読みくださり、ありがとうございました。