こんにちは。
写真と旅をこよなく愛するフォトラベラーYoriです。
シドニー郊外、サウスコーストにあるキアマKiamaの見所と、穴場撮影スポットのボンボ・ヘッドランドの紹介です。
カタカナ読みにするとキヤマ、キアーマ、カイヤマなどいろいろあるのですが、キアマと言う人が多いようなので、今回はこの呼び方にしました。
英語的にはカイアマという音が一番近いかな。
ブローホールで有名なキアマですが、シドニーから南へ120キロ、日帰りでも遊びに行かれる距離にあります。
電車で行くこともできます。
5キロほど離れたところにはボンボ・ヘッドランド(Bombo headland)という、まるで月面のような景色で写真家たちを魅了する穴場撮影スポットがあります。
インスタ映えする写真が撮れること間違いなし!
シドニーの喧騒を忘れ、週末をゆっくり過ごすのにおすすめの観光地です。
日差しで海の青が美しい夏と、星が綺麗にまたたく冬に行きましたので、合わせてご紹介していきます。
Contents
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シドニー郊外観光地キアマの見所は?
何と言っても見どころは世界最大のブローホールです。
キアマという地名は、アボリジニ(先住民)たちの言葉の”Kiarama” が語源となっています。
その意味は、「海が音を立てる場所」。
ブローホールはアボリジニの言葉で ”Khanterintee”「謎めいた音」。
こちらも音にまつわる名が付けられていました。
岸壁に打ち付ける荒波がいかに激しいのかが伝わってきます。
1797年、クジラ捕鯨船を係留させたジョージ・バス George Bass により発見されたブローホールは、今でも年間90万人もの人が訪れる人気の観光スポットです。
展望台は車椅子でも行かれるフリーアクセスになっています。
ブローホールに南東からの波が打ち寄せた時、岩穴に入った海水が爆発するように噴き上ります。間欠泉のようですね。
波の強い日や、潮が満ちて来ている時間を選べば更に迫力のシーンに出会えそうです。
モーニングヘラルド紙によると、時には60メートル!も噴き出すこともあり、しぶきが駐車場まで届くそうです。
うわぁ、めっちゃインスタ映えじゃないですか!
ビジュアルと音で楽しめる、自然が作ったエンターテインメント!
のはずでしたが、、、
このとおり、この日は海がそれはそれは穏やかで、なーんにも噴き上がることはありませんでした^^
試しに夕方も行ってみたのですが、惨敗。
その代わり夕暮れにたたずむ灯台に慰められたかな。
この高さ15メートルの灯台は1887年に建てられ、1969年に電化、27キロ先まで光が届くビームが設置されています。
この周辺、夜はライトアップされているそうです。
星空に噴き上がる潮と音のコラボは想像しただけでも幻想的です!
潮の爆発をハズしたくなければ、ちゃんと天気予報見てから行きましょう^^
このお天気情報サイトは、潮の満ち引き、日の出·日の入り、月の満ち欠け、紫外線までもビジュアルで表示しているので、とてもわかりやすく便利です。
オーストラリア全土をカバーしています。
町歩きやマーケットも楽しいキアマ
キアマの町には1800年代に建てられた古い建物が数多く残されているので、町歩きもオススメです。
1871年に建てられたイタリア様式のポストオフィス、また1861年に建てられたレンガ仕様のコートハウスが有名で、サウスコーストエリアでは一番古い建築物だそうです。
アート、工芸品や写真などの展示会もよく行われているので、お出かけ前にチェックしておくと良いですね。
キアマでは曜日によっていくつかのマーケットが開催されています。
ビーチ沿いで開催されるマーケットなので気持ちがいいし、あふれるローカル感がほのぼの、のんびりでいいですよ。
<Kiama Seaside Markets>
キアマ駅から歩いても5分足らずのキアマ ハーバーのビーチで開催されるマーケットです。
アート、工芸品、ファッション、地元生産品などを売る店が100店以上も並びます。
食べ物の屋台も出ているので、ビーチをながめながらのランチも楽しめます。
- 場所:キアマ ハーバーのブラックビーチ(Black beach, Kiama) キアマ駅から徒歩5分
- 開催時間:9am ~ 3pm
- 開催日:毎月第3日曜日開催
>>Kiama Seaside Markets オフィシャルHPはこちら(英語)
<Kiama Makers & Growers Market>
地元の生産者たち主催のマーケット。
オーガニックの野菜·果物や観葉植物、スパイスや工芸品なども販売されています。
食べ物の屋台も出ています。
- 場所:キアマ ハーバーのブラックビーチ キアマ駅から徒歩5分
- 開催時間:9am ~2pm
- 開催日:毎月第4土曜日
>>Kiama Makers & Growers Market オフィシャルHPはこちら(英語)
<Kiama Farmers Market>
これも地元の生産者たち主催のマーケット。
オーガニックの野菜·果物、ハチミツやパンなども販売されます。
- 場所:キアマ サーフビーチ (Surf beach, Kiama)
- 開催時間:2pm ~5pm
- 開催日:毎週水曜日
>>Kiama Farmers Market オフィシャルHPはこちら(英語)
キアマへの行き方
<車> キアマはシドニーからおよそ120キロ南下したところにあります。
まずはプリンセスハイウェイでウーロンゴン(Wollongong)を目指します。
後はそのままハイウェイを30分ほど進めばキアマです。
2時間かからずに到着できます。
<電車> シドニーからおよそ2時間半弱。
セントラルステーションから乗り換え無しで行かれます。
<キアマ ブローホール> キアマ駅から徒歩でも15分くらいで、あちこちに表示があるので迷わず行かれます。
途中、パーク内左手にビジターズセンターがあります。
無料の地図、ガイドブック、パンフレットやお土産も販売しており、宿やツアーの予約も手伝ってくれます。
キアマ ビジターズセンター
- 場所:Blowhole Point Road
- 営業時間:毎日9am~5pm (クリスマスはお休み)
> キアマ ビジターズセンター オフィシャルHPはこちら(英語)
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インスタ映え写真が撮れる穴場撮影スポットのボンボもスゴかった!
ボンボは、日本人にはほとんど知られていないようですが、実はオーストラリアの写真家の間では大変人気のある、知る人ぞ知る撮影スポットです。
なぜなら、月面のような不思議な景観と大波のコラボがたまらなく面白いから!
ゴツゴツした岩場だけでなく、ボンボビーチを見下ろせる芝生のエリアもあるのでピクニックも出来ますよ。
ボンボなんて名前までワクワク感がありますよね!んぼんぼ。
ボンボってどんな所なの?
元々ここは採石場だった場所。
シドニーに人口が増え始め、建築資材や敷石用の需要が高まり、1880年に創業しました。
1日に400トンもの石が切り出され、6隻もの運搬船で運び出していたそうです。
1940年に閉鎖、1990年にニューサウスウェールズ州のヘリテージに登録されました。
なぜ岩の壁が有るの?
近くに世界最大のブローホールがあるように、この地域はとても強い波が打ち付ける場所です。
岩の壁は以前ここが採石場だった頃、海水が作業場に入ってこないよう塞き止める為に、切り出さず残された岩なのです。
ボンボでは何が撮れるの?
キャラが立っている場所なので、朝日、昼間、夕方、夜空、どの時間帯も面白い写真が撮れます。
- ゴツゴツとした地面、石の柱、月面にいるかのような景観。
- "The Wall”というニックネームで呼ばれる海に面してそびえ立つ玄武岩の壁。
- 岩と岩の間から爆発するように押し寄せる波。
- 岩の壁より高い大きな波が来た時だけ一瞬現れる、滝水の流れ。
- 水たまりに反射する岩のシルエットと星空
- 岩と天の川のコラボレーション
水たまりに反射する天の川と岩壁を狙いたく、星の綺麗な真冬に再来。
まっ暗闇で寒さを堪えての挑戦でした。
岩のすぐ裏に広がる大海は想像以上に荒れていて、時折、巨大波が岩に、恐怖が私に襲ってきます。
辛抱したそのご褒美が、一瞬だけ現れる白く優しい滝でした。
巨大波はおよそ10分おきにやってきます。
水たまりの中に三脚をセットして待機することになるので、長靴を用意していくと便利です。
夜は懐中電灯の持参が必須です。
上の写真は南半球では真冬の7月に撮影しました。
冬は星が綺麗だけど、寒いので防寒対策も忘れずに。
ボンボへの行き方
ボンボビーチの左端にあるボンボ・ヘッドランド駐車場(Bombo Headland parking)を目指してください。
そこが入り口です。
キアマからだと、シドニーに戻る方向へ5キロ程のところです。
ウーロンゴンからは、プリンセスハイウェイで30分ほど。
ジャービスベイへ行く途中で立ち寄れる場所です。
駐車場から、素晴らしい景観を眺めながら道なりに15分ほど歩くと月面到着です!
電車なら、キアマ駅の一つ手前、ボンボ駅で下車。
目の前のボンボビーチの左手奥の高台がボンボ・ヘッドランドです。
ビーチが終わった所からボンボ・ヘッドランド駐車場に上がれます。
この駐車場は見晴らしも最高でトイレもある、ナイスな休憩スポットです。
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まとめ
今回の教訓は、キアマKiamaのブローホールを絶対に見たいなら「出かける前に天気予報をチェックしよう」でした。
私が行った日は、プシュッとも噴き上がることはありませんでした~
リベンジリストに追加です。
月面のようなボンボ・ヘッドランドは、まだまだ日本人には知られていない面白い穴場撮影スポットです。
いろいろなアングルや時間帯でインスタ映えする写真撮影に挑戦してみてください!
もちろん、観光でも子供連れでも楽しめる場所なのでオススメです。
ウーロンゴンからも近いし、大人気のジャービスベイやカンガルーとビーチで遊べるペブリービーチへ行く途中で簡単に寄れる所なので、足を伸ばしてみてはいかがでしょうか。
- キアマのブローホールなどの見所
- ビーチで開催されるマーケット
- キアマへの行き方
- インスタ映えするボンボの撮影スポットと撮れる景観
- ボンボへの行き方
最後までお読みくださり、ありがとうございました。