こんにちは。
写真と旅をこよなく愛するフォトラベラー Yori です。
オーストラリアでしか経験することのできない貴重な体験を探していませんか?
もちろん色々有るけれど、「野生のカンガルーとビーチで遊ぶ!」と聞いてワクワクしてしまった方、必見です!!
オーストラリアのカンガルー、郊外なら野生にも関わらずわりとどこにでも居たりするのですが、ビーチで遊ぶ姿を見られる場所というとかなり限られてきます。
有名所はクイーンズランド州のCape Hillsborough、西オーストラリア州の Luckey BayやEsperanceなどなど。
しかも真っ白な鳴き砂ビーチだそう!
しかしだ。
シドニーから行くとなると全く簡単ではない。大冒険の域だ。
シドニー近郊で、観光がてらドライブで行かれるおすすめスポットはないのかな。
野生カンガルーがビーチで遊ぶ、「ザ・オーストラリア」な写真を撮ってみたい。
気楽に週末一泊で行かれる程度の距離が理想だけど…
そんな素敵な穴場撮影スポット、さすがにシドニー郊外には……ありました!
シドニーからおよそ280キロ南下、4時間弱のドライブで行かれる、ペブリービーチ(Pebbly beach)とディポービーチ(Depot beach)を発見!
休憩を兼ねてジャービスベイ(Jervis bay)にも寄り道せねば。
ジャービスベイのハイアムスビーチは信じられないくらい真っ白でサラサラの砂浜、しかも全面鳴き砂です!
そこに打ち寄せるクリスタルのように輝くターコイズブルーの波、青い空。
誰が撮っても絵になる撮影スポットではありませんか!
考えただけでもテンション上がります!
ちなみにこの旅は3月、オーストラリアの夏の終わりの時期に行って来ました。
では、野生カンガルーと遊べる穴場ビーチをご紹介しますね!
Contents
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カンガルーはオーストラリア国家の○○に採用されている凄いヤツ!

Kangaroo on the Pebbly beach. Looks like a kangaroo in the National emblem.
Photo by Yori Hirokawa (f5.6, 1/800 ISO320, Canon EOS 5D MARK IV, EF100-400mm)
オーストラリアの代表的な動物と言えばコアラとカンガルー。
どうしても一つに絞れと言われたら、やっぱりカンガルーになるのかな。
何故ならば、カンガルー先輩はオーストラリアの国章に描かれていらっしゃるからである。
オーストラリアには、この島大陸にだけ生息する多くの固有種が存在していますが、国章にはカンガルー先輩とエミューが選ばれています。
中央の盾を2匹で支えています。
採用された理由は、両者とも前にしか進めない動物だから。
オーストラリアは歴史の浅い若い国。
国家発展の願いを込めてカンガルーとエミューが採用されたそうです。
ちなみにエミュー先輩は、
恐れ多くもオーストラリア国鳥に指定されていらっしゃいます。
とにかく、前進あるのみなのだ!
コアラ可愛いけど、1日22時間寝てちゃな、国家が繁栄しないわ。
コアラによると、
「別になまけてるわけじゃないんだよね。
主食のユーカリは毒素を含んでるから
解毒するために、
長時間睡眠が必須なんだよね。
ナマケモノを抜いてナンバーワンらしいけど
なまけてはいないからね。」
だそうです。
カンガルーと人間、どちらが多い?
っていう質問自体が答えを言ってますよね。
もちろんカンガルーが断然多いです。
オーストラリアの国土は日本の20倍もありますが、人口はおよそ2500万人。
東京都と神奈川県の人口を足したくらいの人数だけで、20倍サイズの土地に住んでいるのです。
と言っても海岸線地域が主です。
人口の90%が国土の5%しかない海岸線に住んでいるという偏りっぷりです。
海岸線に限らず全土くまなく生息しているのがカンガルー。
こちら頭数4500万頭!
どうりでオーストラリアの顔に選ばれるわけです。
観光客でも運転しやすい、オーストラリアのドライブ事情
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Australian Highway
Photo by Yori Hirokawa (f5.0 1/1250. ISO100, Canon EOS 6D)
まずは寄り道所、ジャービスベイ(Jervis Bay)へ。
シドニーシティからジャービスベイへは、M1とプリンセスハイウェイ(Princes Highway)を下るだけで到着。
3時間ほどのドライブですが、ずっとハイウェイを通って行けるので運転しやすいしストレスが少ないです。
ハイウェイといっても、日本のように料金はかかりません。
日本から観光でいらした方やワーホリの方でも、この国は日本と同じ左側通行で右ハンドルなので問題なく運転できます。
規則も基本同じですが、事前に必ず勉強しておいた方が良いのがラウンダバウト(Roundabout)という信号機のない円形交差点の通行方法。
また、制限速度は同じ道でも地域の状況の変化でどんどん変わるので、意識してちゃんと守りましょう。
スピードカメラ、隠れポリス、ハイウェイパトカーが結構います。
ガソリンスタンドを、この国ではペトロールステーション(petrol station)と呼びます。
自分でガソリンを入れ、ショップのレジに行ってお金を払います。
ショップへ代金を支払いに行く時は
必ず車のドアの鍵は締めること!
ほんの一瞬で盗難にあってしまうことがあるのです。
被害にあってしまった方、何人か知っています。
忘れずに!
夜間はカンガルーに注意
郊外で夕方や夜に運転する時は、カンガルーに気をつけて。
スピードを抑えての運転が最善です。
ハンドル操作でカンガルーを避けるのは双方に危険。
自分を過信せず、ブレーキをいつでも踏み込める程度の速度で運転するのが一番安全だと、郊外慣れしているオージーに教わりました。
昔日本で、四駆自動車のフロントにカンガルーバーとでっかいフォグランプ付けるのはやりましたよね。
すみません、やってました。
カンガルーバーは、オーストラリアではそういうチャラい流行りのアクセサリーではなく、身を守る為の大切な物なのです。
それほどカンガルーとの事故が多い国なのです。
運転免許は?
シドニーのあるニューサウスウェールズ州では、日本の運転免許証でも運転できるのですが、定められた政府機関で翻訳された証明書を携行しないといけないので、ちょっと面倒。
時間とお金もかかる。
国際免許を用意されるのが一番便利です。
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絶景!真っ白な鳴き砂ビーチもあるジャービスベイに行ってみた!
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Jervis bay, HyamsBeach, Australia
Photo by Yori Hirokawa (f5.0 1/2000 ISO100)
シドニーから200キロ南下、カンガルーオンザビーチなPebbly beachの手前約140キロに位置するジャービスベイ。
このエリアには表情の違うビーチがたくさんあります。
ジャービスベイに行く途中に、世界最大のブローホールが見られるキアマや、日本人にはあまり知られていない月面のような景色が面白い穴場スポットのボンボ・ヘッドランドがあります。
簡単に立ち寄れる所なので、是非足を伸ばしてみてください。
ちなみにジャービスベイはオーストラリアの首都キャンベラからも200キロほどです。
白砂でギネス認定?鳴き砂のハイアムスビーチ
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Hyams beach at Jervis Bay
Photo by Yori Hirokawa (f14, 1/200, ISO100, Canon EOS 5D MARK IV, EF24-105mm )
ハイアムスビーチ(Hyams beach)は、その砂浜の白さで一番人気。
ギネスブックで世界一白い砂浜と認定されたそうですが、確証取れていないし、個人的には ? なので控えめに書いておきます。
だってオーストラリアにはもっと真っ白なビーチがあるの知ってるもん。
さておき、このビーチの凄いのは、鳴き砂でできている事なんです。
片栗粉の上を歩いているみたいにキュッキュッと鳴くんです。
そして砂が細かい!
裸足で冷たくない雪の上を歩いているような感じ。
なんか不思議で気持ち良い~
日本にも鳴き砂の海岸がありますが、海が汚れると音が鳴らなくなってしまうため、今では全国に30ヶ所にまで減ってきているそうです。
汚染の無い綺麗な海のバロメーターにもなりうる真っ白な鳴き砂ビーチと、濃い青の空とターコイズブルーの波。
どこを撮ってもフォトジェニックなのです。
オーストラリアの空の青は、
北半球のそれと比べるととても濃い色をしています。
そのせいか、この国では白い雲がくっきり美しく見えるんですよ。
空だけでもインスタ映え写真が撮れます。
今回のジャービスベイはビーチ訪問だけでしたが、スキューバダイビング、ホエール/ドルフィンウォッチングクルーズ、ブッシュの中でのキャンプも楽しめます。
月面を歩いてるよう。
水面反射写真が楽しいプランテーションポイント
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Rock Pool at Plantation Point, Jervis bay. I felt like walking on the Lunar crater.
Photo by Yori Hirokawa (f7l1 2" ISO100, Canon EOS 6D, EF16-35mm)
ジャービスベイエリアは場所を変えると全く違う表情のビーチが現れます。
ハイアムスビーチから5キロほど離れたプランテーションポイント(Plantation point)は、真っ白な砂浜から打って変わって月面クレーターのような磯になります。
早朝に行くと、穴の中に水が溜まった水に朝日が反射して、どこか違う惑星に行ったよう。
ここもおすすめ絶景撮影ポイントです。
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さあ、野生カンガルーとビーチで遊ぼう!
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Eucalyptus forest at Murramarang national park.
Photo by Yori Hirokawa
ペブリービーチまであと一歩。
標識に従いプリンセスハイウェイからマウントアゴニーロード(Mount Agony Road)へ左折、このユーカリの森を抜けると、そこがカンガルー天国です。
ユーカリの森でエネルギーチャージをしてみた
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Boost your energy in this Eucalypts forest
Photo by Yori Hirokawa (f14 1/200 ISO6400)
このエリアはムラマラング(Murramarang)という国立公園に位置しており、ユーカリの原生林が続いています。
この森の中で車を停め、深呼吸してみてください。
ブルーマウンテンの奥地と同じような空気だと、同行したユーカリマニアのフォトグラファーが熱く語ってくれました。
ユーカリの薫りがする浄化された空気の中で、しばし佇み、大地のエネルギーをいただく贅沢。是非!
カンガルーオンザビーチ@ペブリービーチ
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Your smile makes me happy!
Photo by Yori Hirokawa (f16, 1/250 ISO1000, Canon EOS 5D MARK IV, EF100-400mm)
午後2時、ペブリービーチに到着!駐車場から海に向かうと、
おっ、いた、いた、ルー、ルー、カンガルー!
しかもピンじゃない、チーム組んでる!
朝夕が活発と聞いていたのですが、昼間っから大盛況じゃないですか!
ついに念願のカンガルーオンザビーチ!
「ザ・オーストラリア」な写真取り放題です。
驚かせないよう静かに低い姿勢なら、近くまで寄れます。
かなり人馴れもしているようです。
動物と目線の高さを同じにすると、親近感溢れる写真が撮れます。
なのでいつも通り、這いつくばっての撮影開始!
動物が沢山いるということは、う○こも沢山なのであります。
完璧に避けるのは難しいので、私的には草食動物のそれは触れちゃっても「ま、いっか」な事にしております^^

Oh, he is taking selfie. Let me in!!!
Photo by Yori Hirokawa (f5.6 1/1000 ISO800, Canon EOS 5D MARK IV, EF100-400mm)
ペブリービーチは、草地もあるので緑と海の青でカンガルーたちを生き生きと写すことができました。
カンガルーオンザビーチ@デポービーチ

Kangaroo silhouette on the Depot beach.
Photo by Yori Hirokawa (f14 1/50 ISO6400)
デポービーチには翌朝、朝日に合わせて6時半頃に行きました。
小雨が降りあいにくの天気でしたが、カンガルー登場です!
デポービーチの方がこじんまりしていて、ブッシュから浜の距離が近いせいか、水辺まで出てきて、波打ち際で遊ぶ姿を見ることができました。
絶対またここに来る。
次回こそ、朝焼けのビーチで遊ぶカンガルーたちを撮るぞ。
一家に一頭はもれなく付いてくる?野生カンガルーが遊ぶ朝の庭先

Photo by Yori Hirokawa (Canon EOS 5D MARK IV, EF100-400mm)
デポービーチの目の前にはキャンプサイトもありますが
ビーチから歩いて3分程のコテージに泊まりました。
早朝のお散歩はおすすめです。
宿の周りは住宅地というか別荘地なのですが、
どの家の庭にもカンガルーが普通にいる。
野良猫いないけど、カンガルーはごく普通にいる。
オーストラリアって懐が深いのであった。
ベイトマンズベイで食料調達
宿泊する場合、食料などはベイトマンズベイ(Batemans Bay)で調達できます。
ペブリービーチから車で20分ほどです。
スーパーやレストランもあり便利。
近くのClyde Riverは牡蠣の養殖が有名で、そこで育った新鮮な牡蠣を食べることができます。
養殖業者により営業時間が異なりますが、9amから5pmなら開いているようです。事前に再度チェックしてみてください。
私は食べ損ねました。。これも次回。
牡蠣に興味あり!な方は、ベイトマンズベイに宿泊するのも一案です。
ちなみにこのエリアは、キャンベラから150キロ。
キャンペラの人たちにも人気のリゾートです。
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野生カンガルーだけじゃない。カラフルな鳥たちと遊んでみた!

I got yummy fruit! Australian King parrot.
Photo by Yori Hirokawa (f4.0 1/1250 ISO 6400, Canon EOS 5D MARK IV, EF24-105mm)
宿のオーナーが、鳥のえさを持っていらっしゃいとおっしゃるので、スーパーで調達しておきました。
朝、バルコニーに餌を置いておくと、来るわ来るわ、カラフルで可愛い鳥が何種類も!
キングパロット、レインボーローリキート、クリムゾン・ロゼーラ、マグパイ、名前わからないハト系の鳥 etc.
どこからか、ワライカワセミ(クッカバラ)やコカトゥーの声も聞こえて来ます。
楽しいなあ。
カメラを構えて座っていたら、ヒザや肩や頭に勝手に乗ってくる。
君ら、ペットか。

Colourful beauties visited us. Australian King parrot.
Photo by Yori Hirokawa (f5, 1/1250 ISO2500, Canon EOS 5D MARK IV, EF24-105mm)
鳥の羽ばたきを撮りたいのに、フレームアウトばかり。
自分のトロさに泣ける。
今回もゴミ写真大量生産でしたー ^^
まとめ

I'm Roo, not a dog. I can curl my tongue. Isn't this cool?
Photo by Yori Hirokawa (f8 1/125 ISO100, Canon EOS 5D MARK IV, EF16-35mm)
シドニー近郊、観光がてらドライブで行かれる距離で、野生カンガルーとビーチで遊ぶぞプロジェクト、無事成功!
こんな素敵な穴場スポットを発見できてほんとにラッキーでした!
今回ご紹介したのは
- ジャービスベイ
- ハイアムスビーチの真っ白な鳴き砂ビーチ
- プランテーションポイントの月面クレーター
- ペブリービーチの人馴れ野生カンガルー
- デポービーチの波で遊ぶ野生カンガルー
- ベイトマンズベイの有名な牡蠣、食べ損ね
- 民家の庭先で遊ぶ野生カンガルー
- カラフルで可愛いオーストラリアの野鳥たち
野生カンガルーは他のビーチにもいるけれど、ブッシュの中に隠れていて、あまり波打ち際までは出てこないそうです。
今日ご紹介したビーチに行けば、会える事間違いなし!
私が行った日は子供連れのヨーロッパ人観光客が何組も来ていました。
家族連れにも楽しい穴場スポットですよ!
最後までお読みくださり、ありがとうございました。