こんにちは。
写真と旅をこよなく愛するフォトラベラーYoriです。
私自身、数週間前まで、新型コロナウイルス が地球全体を巻き込み、ここまで深刻な状況にさせるとは思っていませんでした。
甘く見ていたと反省しています。
オーストラリア連邦政府からの日々厳しくなっている要請に対応する。
今出来る事は、それを素直に受け入れ、地球全体が足並み揃えて行動する事が重要だと感じており、感染しないよう、感染させないよう意識した行動を行なっています。
この記事では、新型コロナウイルスの拡散を最小限に抑える為、海外の店舗などは実際にどのような対策方法を取っているのかを例として画像でお伝えしていきます。
日本より先に厳しい対策がはじまっている海外での状況は、日本の皆さんにも参考になるのではないかと、私が住んでいるシドニー各所を歩いて集めてきました。
オーストラリアの対応方法と、シドニーの街の様子も合わせて画像でご覧ください。
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Contents
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店鋪に見る、海外の新型コロナウイルス対策方法の例
オーストラリアでは、レストランやパブなどは持ち帰り商品の販売以外、全て閉店されています。
そして、連邦政府は3月29日、
- 3名以上の集まり(家族を除く)を禁止
- 運動場、ジムの閉鎖
- 買い物、医療、運動、仕事・教育を除く外出禁止
- 高齢者の外出制限
と発表しました。
これはウイルスの拡散防止に必須である人と人との接触を極力避ける為の対策です。
そして1.5メートルの距離を保つという新しいルールができました。
この他にも、オーストラリアで実践され、効果の出て来ている有効な方法はこちらでもご覧いただけます。
大手家電販売店の出入り口
この販売店では、入り口と出口を完全に分けることで、1.5mのルールを実践していました。
急ごしらえの為か、大きな商品を並べて仕切り代わりにしていましたが、出入り口を分けるだけでも自然と1.5メートルの距離が保てるのですね。
店員、加えて店内にいる買い物中の人たちとも1.5m離れないといけません。
いつもより多くの警備員が立っていました。
急にテレワーク(在宅勤務)に変わった人が多い為、長いケーブルは大変品薄な状態です。やっと買えました。
日本では品薄になる事はないかもしれませんが、テレワークが急増すると入手しにくくなるかもしれないのでお気を付けください。
レジでも1.5mルール
こちらの大手小売りチェーン店では、レジでも1.5mルールが実践されていました。
並ぶ人はバッテン印のところに立って待たなければなりません。
スーパーマーケットの入場制限
これも、1.5m距離をおくルールに基づいた対策です。
店内の混雑を避ける為に入場制限を行なっており、警備員が一人出ると一人入れるよう指示を出していました。
入店を待つ人は、1.5mの距離を取って待ちます。
スーパーマーケットのカゴの消毒
店頭の買い物カゴは、営業時間中にも定期的にアルコール消毒をしているとの事でした。
又、カフェでは、リスクを減らす為にマイカップの持参が拒否されるようになりました。
フードコート
ショッピングセンター内にあるフードコート(持ち帰り用の食事を飲食するための共有スペース)も、人の接触を避ける為にテープを貼り使用禁止となっていました。
「DANGER(危険)」というのは物々しすぎて嫌だなあ。
注)この場所自体が危ないわけではありません。
トラム(路面電車)の消毒
トラムの終点では、乗客が全員降りるとクリーナーが乗り込み、車内をアルコールで消毒していました。
特に手すりは入念に拭き取っていました。
信号の押しボタン
オーストラリアの信号の押しボタンは、かなりごっつい金属製です。
シティーでは、信号の押しボタンを触らないで済むよう、自動化になりました。
早く全地域で自動化になれば安心ですね。
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新型コロナウイルス対策中のオーストラリア・シドニーの街は今…
シドニー市民はみんな頑張っています。
極力、人との接触を減らす為、多くの企業がテレワーク(在宅勤務)を採用しています。
私が勤めている会社でも全員がテレワークとなりました。
そのシドニーの街が現在どのようになっているのかをまとめてみました。
スーパーマーケットの商品
不安から来る買い占めで商品が一気になくなり、流通が混乱し、店舗に商品が入っても人手不足で陳列できないなどが原因で、スーパーから見事に商品が姿を消しました。
これは3月半ばの写真、今から2週間ほど前の状況です。
高い自給率を誇るオーストラリアにも関わらず、一時はオージービーフすら無い状態にまでなりましたが、現在は徐々に戻ってきています。
同じ商品は2点までしか買えない制限を設け始めました。
セルフレジでも2点を超えると会計が出来なくなるよう設定されています。
ただし、トイレットペーパー、手の消毒サニタイザー、パスタ、米は未だ入手困難な状態が続いています。
人手不足に関しても解消されてきているようです。
カンタス航空は90%の運休を余儀なくされ、2万人のフライトアテンダントが仕事を失いました。
彼らに対し大手スーパーから仕事の救済オファーがあったことで、人手不足は解消に向かっているようです。
電車の利用
これは先週、平日の日中に撮った電車内の写真です。
誰も乗っていない!
朝のラッシュアワーでも、一車両に数名ほどしか乗っていないそうです。
テレワークになった人が多い事と、車通勤に変えた人が増えた為です。
ウィンヤード駅・平日の昼間
ウィンヤード駅は、在シドニー日本国総領事館もあるビジネス街にある駅で、日本でいうと丸の内界隈の様な地域にあります。
これも先週の平日の日中の様子ですが、ガランとしていました。
ウィンヤード駅・土曜日午後
土曜日午後も人影はまばらでした。
ここからオペラハウスまで歩いて行ってみます。
ジョージストリート
この通りはシドニーの目抜き通り。
昨年開通したトラムは運行していましたが、通りには開いている店も人影もほとんどありません。
サーキュラーキー
ここはシドニーハーバーのフェリーの拠点になっている場所で、電車、バスターミナルもある交通の要所です。
オペラハウスへ徒歩圏内の為、普段なら住民だけでなく観光客で大変賑わう場所です。
サーキュラーキーにはレストランが軒を連ねており、普段ならこのパラソルの下で食事をする人で賑わっているのですが、すっかり片付けられています。
オペラハウスが近づいてきました。オペラハウスには地上と地下のアクセスがあります。
この地下の部分はレストランやバーがあり、ライブバンドの演奏も楽しめる賑やかな場所なのですが、この日お目にかかれたのは巡回するポリスだけでした。
シドニーオペラハウス
シドニーオペラハウスの全景です。
こんなに人の居ないオペラハウスを見るのは、当然ですが初めてです。
さすがに寂しいですね。
いつもは沢山の人がこの階段に座っているので、こんな写真は初めてで最後になると予想^^
階段を使ってエクササイズする人たちがいました。
オペラハウスも閉館しており、全ての演目は中止です。
バリケードが設置され、セキュリティの人が監視していました。
静かなのに、どこか物々しい雰囲気です。
タウンホール駅は商業地区の中心にあり、日本で言うと新宿とか渋谷といったところでしょうか。
この日のように土曜の夜はナイトライフで賑わうエリアですが、若い人たちもちゃんと自宅で過ごしてくれている様です。
クイーン・ビクトリア・ビルディング(QVB)
19世紀のロマネスク・リヴァイヴァル様式が華麗で美しい、1898年代に建てられた歴史的建造物です。
現在はショッピングセンターとして使われており、180以上の店舗が入っています。
ここも閑散としていました。
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まとめ
海外での、店舗などにおける新型コロナウイルス対策を、オーストラリア・シドニーを例にご覧いただきました。
オーストラリアの対応方法が少しでも参考になり、日本の環境に合った対策方法が見つかるよう願っています。
多くの店舗経営者たちは苦境に立たされ、市民たちも不自由な生活を強いられていますが、新型コロナウイルス拡散させない為に個々が意識して行動しています。
この事態が一刻も早く収束に向かうよう祈るばかりです。
最後までお読みくださり、ありがとうございました。